AR(拡張現実)サービスを導入して「販売」「集客」に繋げるポイント

以前にAR(拡張現実)技術の話題を紹介したことがあるのですが、主に紙媒体などを利用した販売促進・集客促進だったので、このAR(拡張現実)という技術を使ったサービスを「店舗のディスプレイ・装飾」で生かせないものか…と考えました。

AR(拡張現実)サービスを導入することは「販売に繋がる」コンテンツの提供ができるかどうか、

結果的に、お客様が次のアクションに移るための「動機付け」ができるかどうか、

ということがポイントになります。

 

店舗のディスプレイ・装飾の「価値」とは、単純に言えば「いかに販売(売上げ)につながるか」と言うことです。

装飾は、ほとんどのお店で販売促進活動費として予算に計上されていますし、

「いかにして、お客様に「興味」を持ってもらって「購入」に結びつけられるか」

「VPステージのディスプレイを見て「興味」を持ったお客様が、その後どのような行動をとるか」

を、軸に少し考えてみました。

 

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ショッピングモールのVPステージ「集合ディスプレイ」

「注目」されて「売れる」ショッピングモールのVPステージ集合ディスプレイ

モールなどの大型のショッピング施設では、プロモーションスペースが設けられていて、各テナントさんの商品を1ヶ所に集めた「集合ディスプレイ」という形をとっているところがあります。

お客様がたくさん集まる場所や人通りが多いところでVPステージ展開されるので、皆さん目に付きやすいですね。

施設としての「テーマ」や「シーズン性」、「タイムリーな商品情報」を、各テナントさんの商材からセレクトしてディスプレイ装飾されているので、デザインやカラーの統一感も演出できて「注目されやすい」のです。

 

実際にVPステージで展開した商材は、それを見たお客様からの注目を浴びて、

売れます。

売れるはずです。

旬の商材をプロのデコレーターにコーディネイトされ、着せ付けられたマネキンを見れば、商品の「魅力」が倍増し、お客様の「購買意欲」を刺激しているのは間違いありません。

 

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《ショッピングモールの課題》「集合ディスプレイ」は、「売れる」ことは「売れる」のだけれど…

「何もしないより」は売れるんでしょうけど…

ただ、効率が良くないと思います。

取りこぼしが多いように思うんです。

 

なぜなら、

ショッピングモールって広いですよね。

VPステージってあの広いモールに数カ所しかありません。

 

テナント側からすると、自店から飛び出した場所で「自店の商品を『魅力的』にPRできる」というメリットがあるものの、今度はそのVPステージから「いかにして自店まで誘導できるか」が課題になります。

人々に、よく知られているショップやブランドであれば別ですが、お客様は「ただでさえ広い」ショッピングモールの店舗を1店1店、お店の名前と場所を把握しているわけではありませんから。

せっかく、お金を掛けて「ディスプレイ・装飾」して商品を「魅力的」に演出したのに…。

 

お客様は、せっかく「魅力的」な商品と出会えても、それが

「どこに行ったら手に入るのか分からない」

となってる状況。

 

実は、そんなお客様は意外に多いと思う。

というか、ほとんどのお客様がそうではないかと思います。

なんだか、“モッタイナイ”ですよね。

 

 

AR(拡張現実)サービスで「集合ディスプレイ・装飾」の「価値」を高める《アイデア》

「どこに行けば手に入るのか?」をAR(拡張現実)技術サービスで誘導する

POPには通常、店名、商品名、価格、そして簡単な商品説明が表示されてますね。

とても「フロアガイド」とか「店舗への道順」など入れる余地がない。(無理矢理やれば可能でしょうが…)

そこで、AR(拡張現実)技術のサービスを導入してみると、どうでしょう。

AR(拡張現実)サービスは、スマートフォンを利用したサービスで、あらかじめ設定した「マーカー(写真やロゴマーク、マーカーなど)」をスマホのARアプリでかざすと、動画や音楽が再生されるというものです。

(詳細はコチラから:有限会社ブレネット~ARコンテンツのご提案?)

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POPでは伝えきれなかった「情報」を「拡張」して伝える

このARサービスを導入すると、POPでは伝えきれなかった「情報」を「拡張」して伝えることが出来ます。

例えば、

「マーカー」としてお店のロゴマークを設定して、商品を着せ付けたマネキンのPOPに「ロゴマーク」を入れておきます。(通常POPにロゴマークは入ってますよね…)

「あっ、コレいいなぁ」

と、思ったお客様は、その場でARのアプリを起動(またはダウンロード)して、そのロゴマークをスマホでスキャンする…

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と、スマホの画面に、お店の入口導入部の画像があらわれ、動画が動き始める。

そこへ店長が出てきてご挨拶…

「こんにちは。今日は◇◇◇モールへようこそ!

私たちの○○にご興味持ってくださってありがとうございまーす!

◇◇◇モールの△△△店、店長しています×××でーす。

今、お客様が見ている○○は、わたくし×××が、この夏、特にオススメの商品です!

スゴク好評で売れてます!

数に限りがありますのでお早めにいらしてくださいね!

わたくし×××がお待ちしてまーす。」

そして、

「△△△店の店舗までの道順はコチラ!」

と、画面がフロアガイドの「MAP」に切り替わり、VPステージからの道順がアニメーションで出てくる。

お客様はスマホのMAPに導かれて、迷うことなく店舗にたどり着き、「欲しい」と思った商品を手に入れることができます…よね。

 

POPの紙面から「拡張」…してます…

店舗のディスプレイや装飾は、ただ「飾る」だけでは、“モッタイナイ”ですよね。

 

提案のまとめ

ショッピングモールなどの大型ショッピング施設で、AR(拡張現実)技術のサービスを導入すると、

 

①お客様が「あっ、コレいいなぁ」と、感じた「その場」で店舗への道順を「詳しく」、そして「丁寧に」伝えることができる。

?

? POPでは伝えきれない「タイムリーな情報」や「商品情報の補足」などを伝えることができる。

 

②実際にお店に立つ店長やスタッフが動画に登場するので、お店の「雰囲気」が伝えることができ、お客様の「安心感」につながる。

 

③ ただ「飾る」だけではない、販売に直結した「ディスプレイ・装飾」を創ることができる。

 

 

……….と、なります。

 

…もう少し、熟考しないと…

 

もし、ご興味が沸かれた方は、コチラまで。

 

最後まで〈諦めず〉に読んでいただいた方、ありがとうございました。

 

 

 

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野村 健(Takeshi Nomura)

有限会社次元クリエイト 代表: お店や施設、売り場のディスプレイ・店舗装飾、季節の飾り付け、POP(ポップ広告)制作を中心に、《集客》のための販売促進ツールのデザイン企画・制作、装飾品・インテリア・販促品の販売を行っています。 目指すことは、単なる「飾り」や「デザイン」ではなく、《共感性+意外性=面白い!》をテーマに、購買時点で消費者に「伝わる」《情報発信ツール》として、実店舗のディスプレイ・店舗装飾・季節装飾等の販促物制作を提供したい、と考えています。〜加盟団体:福岡県中小企業家同友会会員