店舗や施設の店頭で販促ツール、ディスプレイ・店舗装飾に役立つ「伝わるキャッチコピー」の作り方ヒント・コツ

このブログでは、お店や施設、売り場のディスプレイ・店舗装飾、飾り付け、POP((ポップ広告)の「お役立ち情報や豆知識」を紹介しています。

ディスプレイ・店舗装飾、飾り付けを導入するための基本的な考え方やコツ、アイテム紹介はもちろん、展開の方法や、販促や集客企画の手法、ビジネス・商売に関する「気づき」、思いつきのアイデア、仕事に対する「ヒント」まで、店舗装飾、飾り付けの仕事を通して、思ったこと、感じたことを個人的な見解で発信しています。

今回は、店頭や売り場で来店したお客様に直接訴える「キャッチコピー・タイトル」のつくり方の記事です。

 

店頭や売り場で「伝わるキャッチコピー・タイトル」の作り方6つのポイント

店舗や施設の店頭、売り場での販促物(POP(ポップ広告))やメニュー、ディスプレイ・装飾にキャッチコピーやタイトルをつけるとき、「伝わるキャッチコピー」を考えるだけで、効果が随分変わります。

店頭や売り場で伝わる「キャッチコピー・タイトル」をつくる時の6つのポイントを以下の通りご紹介します。

 

1ーお客様に「呼びかける」

2ーお客様の「声を代弁」する。

3ー具体的な数字を使う。

4ーお店ヤスタッフがおススメする「理由を書く」

5ーお客様に教えてあげる。

6ー季節・時期・イベントに関連させる。

 

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1. お客様に「呼びかける」

お客様に呼びかけて、「この商品は、あなたに《関係ある》商品ですよ」と知らせる方法。

お客様に「呼びかける」という方法は、お客様に「あなた、関係があるのでは?」と、問いかけ、商品やサービスとの関係性を想起させる方法です。

元来、人は自分に「関係ない」ことに対しては、興味や関心を示しません。

「あなたに関係のあることですよ」と、商品・サービスとの「関係性・関連性」を表現しすることで、注目される確率が高くなります。

具体的に、

 

〇〇にお住まいの方々へ、など地域や居住地。

子どもを持つお父さん・お母さんへ。

仕事のストレスを発散したいあなたへ。

「引越し荷造り」でお悩みの女性の皆様へ。

出張が多いビジネスマンの方へ、朗報!

朝起きて、身体が「おもい」「だるい」と感じる女性の皆様へ。

この場合、売りたい商品やサービスを「誰」に売りたいのか、「どんな人」に伝えたいのか、という「対象者:ターゲット」を狭めて明確にする程、考えやすい。

店頭のディスプレイ・店舗装飾のタイトルやギフトイベント、季節商品のイベントなどで「集客」や「来店」に効きますね。

 

 

2.お客様の「声を代弁」する。

対象となる商品やサービスを使った人の「感想」は、その商品やサービスを「知らない」人からすると、大変参考になります。

「食べログ」や「じゃらん」など、レストランや宿泊施設の「第三者の感想」が良い例ですね。

 

安価だったから心配してたけど、大満足!

唐揚げなんてどこも同じだと思ってたけど、もう病みつきです!

あんなに丁寧に応対してくれるなんて!感動しました!

「あぁ~~」助かったぁ!荷造りサービスコンポさんに出会えて引越しが楽になりました~!

 

お客様の声が拾えない場合は、自分が使用して感じた感想でも可。

その場合は、「より具体的」に、色やカタチ、香り、触った感じ、音、など五感を通して表現すると伝わりやすくなります。

 

お肌が「す~~~っとして、スベッスベッ」になりました!

使った瞬間「あっ、これこれ!」って感じちゃいました!

驚いた!床が「キュキュッ~~」ってなるんです!

ご安心ください!当社のスタッフは総て「女性」です。

 

店内の販促物、特にPOP(ポップ広告)で、瞬時に「ハッと」気づかせる表現が効果あります。

 

 

3.具体的な数字を使う。

「数字」は、曖昧で抽象的な「言葉」とは異なり、具体的です。

具体的な数字を使うと、人々の目に留まるだけでなく、説得力を持たせることができます。

お客様が一度立ち止まって、他の商品と比較したり、選んでいるときに「説得」する効果が上がります。

 

宿泊者の85%がリピーターです。

82%のお客様が再注文されています!

最大で12,600円お得です!

30日で平均4.3kgの減量に成功!

10人中9人の方が、再購入者です。

数字を使う場合、具体的な数字であること(1000人→1,024人など)、その数字が「何の」数字なのか分かりやすくすることが大切です。

また、たくさんの数字を並べ過ぎると、見づらくなるばかりで逆効果です。

 

 

4.お店やスタッフがおススメする「理由を書く」

2.の「お客様の「声を代弁」する」と同様の効果になりますが、「お客様の声」よりも具体的に表現したものになります。

その商品やサービスに関連した専門家からのアドバイスや意見は、やっぱり説得力ありますよね。

飲食店やレストランのメニューに表現すると効果あります。

 

私は、毎日でもイケます。なぜなら、〇〇だから~~~~なるんです。

当店の店長「病み付き」の商品です。

当店スタッフ間でバカ売れ。休憩時間にサックっと食べられる!

うちの店では「店長が気に入った」モノしか置いていません。そうじゃないと、おススメできませんから。

お客様側から見るとお店のスタッフや店主は皆さん「その道のプロ」です。

そのプロが好む商品やサービスはとても「魅力」があるのです。

そんな専門家の使用感や感想はとても参考になりますね。

 

 

5.お客様に教えてあげる。

お客様が「知らないこと」を教えてあげる。

人は元来「情報好き」な方が多いんです。

自分が興味があることや関心があることについて「もっと知りたい」という願望があるものです。

「知る」ことによって、興味・関心が深まることもあり、共感することもあります。

そして、「何だか得したような気分」にもなりますね。

 

「知ってました?」○○は、実は~~~~なんです。

ご存知ですか?ほとんど「広告」は見られていないってことを。

知っていますか?2014年のハロウィンの市場規模がバレンタインデーを超えたことを。

1月~3月は引越し繁忙期。だから引越し料金が「高額」なんです。

 

専門家(プロ)としての「知識」や「モノへの捉え方」は、お客様側からすると「お得な情報」になることもあるのです。

お客様に《提案》することで、「新しいライフスタイル」や、お客様自身が「気づいていないニーズ」の想起につながります。

 

 

6.季節・時期・イベントに関連させる。

これはもう、お店や施設、売り場のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けの定番テーマですね。

シーズン性やギフトイベント、歳時記などは世間一般的なものなので、人々の意識の中に既に浸透しているものです。

だから、人々の目を惹きやすく、共感されやすい。

お店や施設としても「テーマ」があるから、表現しやすい方法です。

 

暑い夏!涼しくて機能的な夏スタイル!

今年のハロウィンパーティは《ファミリーコスプレ》で盛り上がろう!

美味しいワインをバレンタインデーのお返しにご馳走してみてはいかが?

暑いからこそ!辛いカレーで暑い夏を吹き飛ばそう!

「秋の旬」を揃えて、お待ちしています。

 

ただ単に「夏のサマーセール」とか「バレンタインデーギフト」だけでは、人々に伝わりません。

「伝える」ためには、商品やサービスをより具体的に表現する、お店の世界観を明確にすることが必要です。

5.の「お客様に教えてあげる」同様、「新しいライフスタイル」や「新しいニーズ」など、お客様に《提案》をする積極的な販促に役立ちます。

 

 

上記の6つのポイントを抑えて「キャッチコピーやタイトル」を考えてみると「伝わりやすい」表現が作れます。

 

現代の消費者は、「自分の欲しいもの」に気づいていません。

今よりも、もっと「集客」して「売上げ」を上げたいと思ったら、消費者ニーズを聞いたり、合わせたりするのではなく、

消費者ニーズを喚起すること。

新しいモノ事や、お店が考える提案を「情報発信」をして、消費者の深層心理にある「気づいていないニーズ(必要性のある欲求)」に気づかせてあげることが大切です。

 

ご興味湧かれましたら是非お試しください。

 

 

※積極的に「あなたのお店の提案を情報発信」して《消費者ニーズを喚起する》【詳しく説明】

「消費者ニーズ」を提案して喚起する、ディスプレイ・店舗装飾、飾り付け

 

 

※「自分のお店や施設、会社の「世界観」とは?」【詳しく説明】

 お店や施設の「個性」を「独自の世界観」で演出するということ

 

 

※「なぜディスプレイ・装飾をするのか?」【詳しく解説】

お店や施設に「店舗装飾・飾り付け」をすると一体何が起こるのか?

 

 

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野村 健(Takeshi Nomura)

有限会社次元クリエイト 代表: お店や施設、売り場のディスプレイ・店舗装飾、季節の飾り付け、POP(ポップ広告)制作を中心に、《集客》のための販売促進ツールのデザイン企画・制作、装飾品・インテリア・販促品の販売を行っています。 目指すことは、単なる「飾り」や「デザイン」ではなく、《共感性+意外性=面白い!》をテーマに、購買時点で消費者に「伝わる」《情報発信ツール》として、実店舗のディスプレイ・店舗装飾・季節装飾等の販促物制作を提供したい、と考えています。〜加盟団体:福岡県中小企業家同友会会員