こんにちは。

「集客」や「販売促進」のための商品ディスプレイ・店舗装飾・飾り付けをお店や施設・売り場にご提案している有限会社次元クリエイトのむらです。

2016年3月27日は「イースターデー」でした。

今年は日本のショップや施設、売り場でも、イースター商品をチラホラ見かけるようになりましたね。

 

日本にイースターは根付くのでしょうか?と、お客様から質問されることもしばしばあります。

でも、クリスマスにはじまり、バレンタインデー、近年ではハロウィンと、次々に欧米文化を採り入れてきた日本です。

ボクのクライアントである、雑貨関係の商品を取り扱う会社の担当の方も「イースター関連商品が売れている」と言ってたし、facebookやinstagramなどソーシャルネットワークが浸透していて、こういうお祭りやイベント時には大変な盛り上がりをみせる。

しかもSNSには国境がないので外国文化の情報もどんどん入ってくる。

大型の施設では、例えば「ディズニー・イースター」や「ユニバーサル・イースター・セレブレーション」なども開催されている。

よって、日本の「イースター祭」は、年々もっと盛り上がります。

近年秋のハロウィンのように。

 

ってことで、今回はイースターデーについての基本情報をまとめてみました。

来年の販促スケジュール、集客イベント、またはディスプレイ・店舗装飾、飾り付けの年間スケジュールに必須です。

参考にしてください。

イースターデー(復活祭)の日にち

イースター(Easter)とは、日本語で「復活祭」。

イースターは、多くの教会で特別な礼拝(典礼・奉神礼)が行われるほか、様々な習慣・習俗・行事があります。

イースターは、基本的に「春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日」と定められているから、クリスマスと違って、毎年日付けが変わる「移動祝日」なんです。

これは、紀元325年に開かれたニカイア公会議という世界教会会議で定められました。

もともと太陰暦にしたがって決められた日であったため、年によって太陽暦での日付が変わり、最大一ヶ月ほどのずれが、年によっては生じるのです。

現在多くの国で使われているグレゴリオ暦では、3月22日から4月25日の間のいずれかの日曜日になります。

例えば、2016年は3月27日、 2017年は4月16日、2018年は4月1日となっています。

 

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イースター(復活祭)の由来

イースターは、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記念・記憶する、キリスト教において最も重要な祭です。

自らの弟子に裏切られ、処刑されたイエス・キリストが「予言」通り、3日後に蘇り、復活したことで奇跡を起こします。

イエス・キリストが起こした数々の奇跡の中でも、最大といわれる奇跡が、この「復活」と言われていて、キリスト教ではこの日を「復活の日」として、もっとも重要な祭日としたのです。

「イースター」の名称は、キリスト教が世界に広まる過程で、「復活祭」が冬から春に季節が移ろう時期であったことから、復活祭自体を「春の女神」の名前である「イーアスター(Eostre)」にちなんで「イースター」と呼ぶようになった、と言われています。

イースターには、春の訪れを喜びあう意味も含まれているんですね。

そして、日曜日がお休みになったのは「イースター」が起源。

イースターデーが日曜日に指定されているのは、イエス・キリストの復活されたのが日曜日であったからなんです。

昔はキリスト教徒も、土曜日をお休みにしていましたが、イエス・キリストが蘇った日、日曜日を「主の日」と呼んで、仕事を休んで礼拝のために集まるようになったんですね。

因みに、モアイ像で有名なポリネシア諸島の「イースター島」ってありますが、この島が「イースター島」と呼ばれているのも、キャプテン・クックがこの島に到着した日が、イースターの日だったことから名付けられたらしいですよ。

 

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で、「イースター祭」って、いったい何をするの?

現代のイースター祭の一般的な風習は、家族でご馳走を食べてお祝いしています。

クリスマスの過ごし方と同じです。

クリスマスと異なるのは、イースターエッグと呼ばれるカラフルに染められたゆで卵が配られたりします。

イースターエッグとは「生命の始まり」として、死と復活を象徴しているとされていて、イースターデーには、イースターエッグを探す「エッグハント(卵狩り)」、またその殻を割らないようにして転がす「エッグロール(卵転がし)」、スプーンに乗せて競争する「エッグレース」などの遊びをして盛り上がります。

アメリカでは、ホワイトハウス敷地内でエッグロールの催しが行われ、子供向けのショーやグループがステージで楽しい歌とダンスを披露することがあるそうです。

 

そしてもうひとつ、イースターバニー(うさぎ)があります。

ウサギは多くの子供を産むので「豊穣の象徴」であるとされ、西欧ではウサギを型どったチョコレートが作られ、イースターエッグと共に飾られます。

「イースター(復活祭)」は、そもそも「復活」や「春」を喜び合うお祭りですから、プレゼントの交換なども行われているようです。

飾られたイースターエッグやイースターバニーを、集まった家族や友人たちでプレゼント交換したり、恋人同士で渡す習慣もあります。

イースターにプロポーズするカップルもいるそうです。

 

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イースター祭のお店や施設、売り場のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けのモチーフ、ヒント・アイデア・見本【画像集】

イースターの由来や風習から、お店や施設、売り場で「イースター祭」のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けをする際のモチーフは、「イースターエッグ」や「イースターバニー」が主役になります。

「イースター」のディスプレイ・装飾、飾り付けを、お店や施設、売り場、ギフトコーナーで演出するためのヒントやアイデア、見本になる画像をPinterest【ピンタレスト】で集めてみました。

さすがに海外(欧米)の画像が中心です。

ディスプレイ・店舗装飾、飾り付けのイメージや、POP(ポップ広告)・販促物のデザイン制作などクリエイティブアイデア、参考としてお役立てください。

ZIGEN-CREATE さんの Pinterest ボード「イースター/Easter-decoration」をフォローしましょう。

出典:店舗装飾カザリボのPinterestボード【ピンタレスト】

 

 

近年の日本における「イースターデー」の意識調査

2014年のイースターデーに関する意識調査では、イースターの認知度が77%ありました。

そのうちイースターが「どんな行事か知っている」は約21%、「名前だけ聞いたことがある」は約56%です。

やっぱり女性の方が認知度は高く、女性20代以上では8割強を占めていて、男性の20代になると5割強と低く、年代が高いほど認知率も高い傾向。

イースターを知っている人に、「イースターデーについて知っていること」を尋ねたところ、「キリスト教でイエス・キリストが復活したことを記念する日」と答えた人が約53%。

次に「イースターエッグ」が約52%。

「エッグハント(卵狩り)」「うさぎがシンボルとして使われる」が約10%前後。

「イースターエッグ」「エッグハント(卵狩り)」「うさぎがシンボルとして使われる」などは、女性の回答が多く、特に10〜20代で多くなっています。

 

イースターデー認知者のうち、イースターデーにちなんで何かしたという人は約8%。

たった8%です。

「イースターエッグを作る」が2.6%、「遊園地、テーマパークなどのイベントに行く」「イースターの飾り、小物などを購入する」「イースターにちなんだ料理・お菓子、飲み物等を購入する」「イースターにちなんだ料理・お菓子、飲み物等を作る」がそれぞれ1.0~1.5%となっています。

イースターは、2014年の意識調査では、まだまだ浸透していないようですねー。

 

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まとめ~イースターフェス・イベント、ディスプレイ・店舗装飾、飾り付けのご提案

イースターはクリスマスバレンタインデーハロウィンに続く第4のイベントとして注目を集めていますが、日本がキリスト教国ではないということ、10月のハロウィンと異なり、イースターの日程前後は、卒業・入学式や花見などの催しが多数あることから、どこまで定着するか未知数、という意見もあります。

でも、先に記述しているとおり、現代はSNSなどのネット環境がどんどん進化して「情報拡散型社会」です。

秋・10月のハロウィンの例もあります。

若い男女はもちろん、小さな子どもから大人まで対象に限度がなく、家族やグループなどの団体単位での「集団的」イベントになっているハロウィンと同様に、イースターイベントも『参加型』イベントとして定着すると、盛り上がります。

「多世代」「集団的」「非日常」「シーズン性」「参加型」、そして「共有」・「共感」が生まれる。

どの要素にもイースターはピッタリ、ハマってますね。

 

ハロウィンについて以前書いたブログです。参考までにどうぞ。

年々市場規模を拡大する『ハロウィン』

 

個人的には、冬から春に移り変わる季節だからこそ、日本に根付くのでは?と思っています。

だって、厳しい寒さから暖かくなる「春」は大勢の人が好きですし、「今か今か」と待ち侘びます。

春の陽気はやっぱり人の心を開放的にしてくれますから。

 

以上のことから、「イースターデー」、来年以降はさらに盛り上がること間違いないです!

百貨店・ショッピングモールなどの大型施設、お店やショップ、売り場の販促ご担当者様、並びに商品仕入れご担当者様、テーマパーク・パチンコ店等のアミューズメント施設、各自治体の集客ご担当者様。

ぜひ、「イースターデー」を来年の販促・集客イベント企画に入れて、ディスプレイ・店舗装飾、飾り付けでお店や施設、売り場を演出してみてください!

 

 

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野村 健(Takeshi Nomura)

有限会社次元クリエイト 代表: お店や施設、売り場のディスプレイ・店舗装飾、季節の飾り付け、POP(ポップ広告)制作を中心に、《集客》のための販売促進ツールのデザイン企画・制作、装飾品・インテリア・販促品の販売を行っています。 目指すことは、単なる「飾り」や「デザイン」ではなく、《共感性+意外性=面白い!》をテーマに、購買時点で消費者に「伝わる」《情報発信ツール》として、実店舗のディスプレイ・店舗装飾・季節装飾等の販促物制作を提供したい、と考えています。〜加盟団体:福岡県中小企業家同友会会員