お店や施設、売り場の「世界観」を演出する店舗ディスプレイ・店舗装飾、飾り付け

このブログでは、お店や施設、売り場の店舗演出、ディスプレイ・店舗装飾、飾り付け、POP(ポップ広告)の「お役立ち情報や豆知識」を紹介しています。

店舗演出、ディスプレイ・店舗装飾、飾り付けを設置するための考え方やコツ、商品の紹介はもちろん、装飾に便利な道具、販促や集客企画の手法、ビジネス・商売に関する「気づき」、思いつきのアイデア、仕事に対する「ヒント」まで、店舗装飾、飾り付けの仕事に携わって、思ったこと、感じたこと、気づいたことを個人的な見解で発信しています。

今回は、お店や施設、売り場で「個性」「世界観」を演出する必要性についての第二弾。

今までのマーケティング手法だけではなく、『消費者は、感情も情緒もある「人間」である』、ということを見つめ直して「お店づくり」を考える重要性について。

 

自分のお店や施設、会社の「世界観」とは?

以前の記事で、お店や施設には「独自の世界観」をディスプレイ・店舗装飾、飾り付けなどで演出して、人々に表現し伝える必要性を書きました。

「独自の世界観」を伝えるためのディスプレイ・店舗装飾

 

お店や施設、売り場で「世界観」を表現する必要性を、もう少し掘り下げて考えてみたいと思います。

「世界観」とは、カンタンに言うと個人的には、《世界観》=「個性」や「価値観」である、と思っています。

 

あなたは、どんなこと好きで、どんなことが嫌いか、また、なぜそう思うか。

あなた自身が大切に感じるもの(こと)は何か、また、なぜそう感じるか。

あなたの人生や、見るものについて、どう思い、どう感じるか。

 

「嗜好」や「価値観」が、たとえ他人と違っていても、同じでも、それが「個性」であって、「価値観」は誰の心にも存在します。

だから、何かを感じられる。

 

その「個性」や「価値観」が、他と違っていたり、特殊であったり、複雑に絡み合って全く別の新しいものになっていたりすると、とても強烈な印象として残りますね。

「個性的な人」は、いわゆる、「変な人」であって=「変わり者」=「変態」。

最近は、そんな「個性的な人やモノ」が、人々の心に響き、人々の心を動かすようになってきている。

 

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情報化社会が、消費者の「購入する理由」「買う動機」に変化をもたらした。

一昔前の工業化大量生産大量消費の時代には、売り手が大量にモノをつくり、大量に消費させるから、画一的な商品が多く、皆同じようなモノを同じように消費していました。

「情報発信」もまた、マス媒体などお金がかかる手段しかなく、売り手側からの一方的な発信が中心で、マス媒体を通して大勢の人々に大量に発信され、「流行」や「トレンド」も、売り手側からつくられたものでした。

 

だから、工業化大量生産の時代には「個性的」な人やモノは、人々から疎まれたり、「変わり者」扱いされることが多かった。

 

それが、情報化社会と言われる現代において、「変わり者」は「個性」として認められることが多くなったと思う。

ネット環境などの充実で、個人の「情報発信」がカンタンにできる現代の情報化社会は、個人の発信なども含めて、「情報」の量が爆発的に増え、消費者は「情報」を発信することもでき、多くの「情報」を選べる時代になった。

 

自分の考えや価値観に合った情報。

自分の生活環境に合った情報。

自分の好きな生き方、ライフスタイルに合った情報。

 

など、「自分に合った」モノ・情報を、他と比較して様々な選択をすることができ時代です。

 

それは、企業や店舗が大量に生産して販売する画一的な商品を、大して好きでもないのに「流行だから」とか、「皆が持っているから」という理由だけで選ぶことがなくなり、多くの「情報」から、自分の価値感に合ったモノを選ぶことが出来る時代ということ。

消費者が個人個人の「価値観」を大切にする時代。

つまり、「価値観が多様化」した時代になったということです。

 

だから、今の時代、個性的な人が増えるし、個性的なモノへの支持が高まり、より自分に合ったお店や商品、サービスが大切にされるわけです。

消費者が個人の「価値観」を大切にする時代だからこそ、お店や施設の「世界観」が重要になるのです。

 

 

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お店や施設が突出したければ、「個性」とか「世界観」の表現が重要なポイント

モノがある程度人々に行き渡り、成熟した世の中になりました。

モノが売れない、モノ余りの世の中で、あらゆる市場で商品やサービスは飽和状態です。

そんな中、PCやスマホなどの通信機器、インターネット環境の整備、FacebookやLINE、TwitterなどのSNSの普及による「情報化社会」の到来で、消費者が商品やサービスを購入する「理由」や「動機」などの消費行動に変化がみられます。

 

だから、今までのマーケティング手法だけでは「伝わらなくなった」。

 

消費者は、感情も情緒もある「人間」である、ということを見つめ直す必要があります。

「理性」だけでモノを購入しているのではなく、「理性」+「感情」「情緒」で消費している、ということを考えるべきです。

そんな時代には、もっと個性的な情報発信や「世界観」を表現して、お客様に「感情」や「情緒」などの付加価値の部分から、「納得」「共感」していただくことが必要になったんだと思う。

 

お店や施設、売り場づくりは、ディスプレイや店舗装飾、飾り付けで、もっと個性的な「世界観」を演出することで、人々に表現し、「伝える」ことが大切です。

 

ご興味湧かれましたら、是非お試しください。

 

 

※積極的に「あなたのお店の提案を情報発信」して《消費者ニーズを喚起する》【詳しく説明】

「消費者ニーズ」を提案して喚起する、ディスプレイ・装飾、飾り付け

 

 

※ お店や施設、売り場における販促活動でも、大切なのは「情報」と「情緒」のバランス【詳しく説明】

ディスプレイ・店舗装飾で「情緒」を表現する

 

 

※【共感】を得るための表現方法4つのヒント・コツ【詳しく解説】

広告・販促物、ディスプレイ・店舗装飾において【共感】得るための表現、4つのコツ

 

 

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野村 健(Takeshi Nomura)

有限会社次元クリエイト 代表: お店や施設、売り場のディスプレイ・店舗装飾、季節の飾り付け、POP(ポップ広告)制作を中心に、《集客》のための販売促進ツールのデザイン企画・制作、装飾品・インテリア・販促品の販売を行っています。 目指すことは、単なる「飾り」や「デザイン」ではなく、《共感性+意外性=面白い!》をテーマに、購買時点で消費者に「伝わる」《情報発信ツール》として、実店舗のディスプレイ・店舗装飾・季節装飾等の販促物制作を提供したい、と考えています。〜加盟団体:福岡県中小企業家同友会会員