人生やビジネスに役立つ・心に響く名言集~ユウェナリス

《健全なる精神は、健全なる身体に宿る》~ユウェナリス

先日、福岡の宝満山に登ってきました。

830mのそれほど高くない山なんですが、結構な傾斜があり、石段状の登山道が続く山で、古くから霊峰として崇められた修験の山。

福岡都心部近郊に位置していることから、福岡の山登り愛好家たちにとって人気の山です。

ボクはもともと「山登り」が好きで、約一年程前までは、暇を見つけてはちょくちょく登っていたんです。

大分県の久住山系や鹿児島の開聞岳、宮崎県は高千穂の峯、韓国岳、祖母山、長野県の奥穂高岳などなど、九州の山々を中心にあちらこちら出掛けてました。

 

11709648_1596950593897497_2302270985285226646_n

 

実はここ一年程、「時間がない」とか「足が痛い」など、あーでもない、こーでもない、と自分自身で様々な「理由」を勝手につけて、結果、山から足が遠のいていました。

登っていたころは締まっていた体も、筋肉が落ち、代わりに脂肪がつきやすい体質に変化しつつあります。

「そろそろ、ヤバいかなぁ」

そんなことを思っていたところ、とある講演会で聞いた「四国お遍路」の話し。

四国八十八か所巡りを単独で、昨年の7月から「区切り打ち」で歩いて巡り、今年の5月に「結願」された体験談。

宗教的とか自己啓発とか関係なく、ただただ「歩く」という体験を通して得た「コト」の話はとても興味深く、刺激的で、共感しました。

 

この「四国お遍路」話しに刺激され、「歩く」ことへの興味が再燃。

「チャレンジしてみたい」とは思ったものの、「四国お遍路」は、九州からは距離的、時間的に即座にチャレンジすることは難しい。

特にディスプレイ・装飾、販売促進の仕事を生業にしていると、長い休暇をとるのがキビシイ…

じゃあ、「近郊の山なら…?」、「週末に行ける…んじゃ?」。

思い立ったら、「即、行動しなきゃ!」ということで、その週末に行くことに決めました。

 

とはいうものの、一年のブランクで、体力的な不安もありましたが、何より精神力が保てるか心配でした。

しかし「心が折れた時は、こっそり引き返そう」という、姑息な気持ちを胸の奥に隠し持ちつつ、意を決してチャレンジしてみたのでした。

幸い、梅雨時期にしては良い天気に恵まれ、湿度もさほど高くなく、時折爽やかな風が通る清々しい日だったので、登りやすく、なんとか頂上までたどり着き、十分な達成感を味わってきました。

 

仕事に対する鬱憤、

ギクシャクした人間関係のストレス、

伝えきれなくて思い通りにならない、もどかしさ、

ディスプレイ・装飾、販促物のアイデア、などなど。

様々なことが、整理されたり、思い直せたり、胸に仕舞えたり、一瞬でも忘れられたり、リフレッシュできたり、出来たようで爽快な気分。

やっぱり、「身体を動かす」ということは、心にも良いことだなぁ、と改めて思いました。

 

 

PR(外部リンク)

 

 

そこで、数年前、ある方に教わった、

 

《健全なる精神は、健全なる身体に宿る》

 

という格言を思い出した。

 

古代ローマ時代の風刺詩人デキムス・ユニウス・ユウェナリス(Decimus・Junius・Juvenalis~60年-130年)がつくった詩の中の一節です。

一般的には、「健全な精神は、健康な肉体に宿る」と訳されていることが多いようです。

インターネットで調べると、現代では、意味合いが少々違ってきているようです。

前者は、

「前向きで明るく、人々に愛される心の持ちようは、身体が健康であるからこそ持ち得るものである。

身体が不調だったり、不健康であれば、ネガティブになったり、ひねくれた考え方をしてしまいがちである。

だから、身体を鍛え健康に過ごせばポジティブで健全な心を保つことができる」

 

という意味で一般的に使われています。

ボクも上記のような意味合いで受け留めていたのですが、本当のところの意味はちょっと異なるようです。

 

後者は、この格言の真の意味、

ーーー神様に何かを願うなら「心身ともに健康であること」、この程度にしておきなさい。

「心身ともに健康であること」なら誰でも自分の力で達成できる。

例えば、金持ちになること、地位を得ること、才能をのぞむこと、栄光、長生き、美貌、いずれも神様に願うべきでない、これらは例え手に入ったとしても、いずれ身の破滅をもたらすから。

「心身ともに健康であること」であれば、それが手に入ることによって不幸になることもない。

決してそれ以上の大きな願いを抱いてはいけない。ーーー

という意味のようです。

つまり、「心身ともに健康であることを祈るべきである」ということ。

 

それが時代が進むにつれ意味合いが少ずつ変化し、格言が一人歩きしてしまい、現代になって、とくに教育やスポーツの現場で子供達の身体づくりを促すために、前者の「身体を鍛え健康に過ごせばポジティブで健全な心を保つことができる」という意味合いが頻繁に使われるようになったようです。

 

まぁ、どちらの意味合いも「良い言葉」には変わりはないので、各々の解釈で良いと思います。

 

ただ、ボクが思うことは、人生を生きたり、社会で仕事をしていると、何らかの壁にぶつかったり、迷いや悩みを抱えた時、酒を飲んで、愚痴言って、憂さばらしもアリですが、せっかくの休日かもしれませんが、少~しだけ早起きして、身体を動かしてみる。

ほんの1時間でも、30分でも、身体を動かすことで、整理されたり、思い直せたり、胸に仕舞えたり、一瞬でも忘れられたり、リフレッシュできたりすることがあるかもしれません。

そうすることで、新しいアイデアが生まれたり、心の豊かさが増せたら良いことだと思うのです。

 

山から降りて家路につく道すがら、考えていたのは概ねそんなことでした。

 

ご興味が湧かれましたら是非お試しください。

 

 

お店や施設に「装飾・飾り付け」をすると一体何が起こるのか?【詳しく説明】

「販売促進活動」としてのディスプレイ・装飾・飾り付け・POPポップ広告

 

ディスプレイ・装飾、飾り付けは、看板やサインには出来ない空間の演出ができる。【詳しく説明】

ディスプレイ・装飾、飾り付けで「情報発信」する

 

※「共感」について【詳しく解説】

お店や施設を「好きになってもらう」ためのヒント『共感』とは

 

 

 

 

 

 

関連している、その他の情報:

PR(外部リンク)

The following two tabs change content below.

野村 健(Takeshi Nomura)

有限会社次元クリエイト 代表: お店や施設、売り場のディスプレイ・店舗装飾、季節の飾り付け、POP(ポップ広告)制作を中心に、《集客》のための販売促進ツールのデザイン企画・制作、装飾品・インテリア・販促品の販売を行っています。 目指すことは、単なる「飾り」や「デザイン」ではなく、《共感性+意外性=面白い!》をテーマに、購買時点で消費者に「伝わる」《情報発信ツール》として、実店舗のディスプレイ・店舗装飾・季節装飾等の販促物制作を提供したい、と考えています。〜加盟団体:福岡県中小企業家同友会会員