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「涼感」「暑さ」を演出・表現する夏のディスプレイ・店舗装飾、飾り付け
夏のディスプレイ・店舗装飾や、施設の飾り付けは、「暑さ」と「涼しさ」の両極端の温度感で大きく二つのテーマに分けられます。
ひとつは、暑いからこそ「涼しさ」を求めて「涼感のある」雰囲気を表現・演出する方法と、ふたつめは、夏に「暑さ」を求めて「暑い夏」をイメージ通り表現・演出する方法を表現・演出する方法。
お店や施設に入ったとき、どちらのイメージも満たされるのが理想ですけど、ディスプレイ・店舗装飾の場合、展開したい商品やサービスによって、どちらかに的を絞った演出の方が効果的です。
色相で「寒暖」を表現する〜寒色と暖色の違い
色相によって「冷たい」「寒い」と感じたり、「暖かい」「暑い」と感じたりすることがあります。
青や青緑、水色など、寒さや冷たさを感じさせる色を「寒色」。
赤や黄色、オレンジなど、暖かさや温もりを感じさせる色を「暖色」といいます。
さらに、どちらにも属さない黄緑、緑、紫、無彩色などを「中性色」といいます。
寒色系の色は鎮静効果があり「理知的でクール」、暖色系の色は興奮度を高めたり「優しそうで暖かみがある」といったイメージになります。
また、寒色系と暖色系とでは、「体感温度で3度前後の違いが出る」ともいわれています。
「涼感を求める夏」 の場合は寒色系でまとめ、「暑さを求める夏」の場合は暖色系でまとめると違いがハッキリしますね。
「涼感」「暑さ」を表現した夏のディスプレイ・店舗装飾、POP(ポップ広告)
寒色を使用した「涼感のある」ディスプレイ・店舗装飾。
寒色系を中心に、モチーフにペンギンを使用したり、「cool」というコピーで涼感を表現しています。
百貨店のVPステージ。
金魚、朝顔、風鈴、水をモチーフに組み合わせ、見事に「涼感」が演出されています。
「共感」を得たいディスプレイ・装飾、お中元コーナーなどに適しています。
ただし、モチーフにもよりますが、寒色系のみでまとめると、どうしても「寒々しい」とか「寂しい」イメージになりがちです。
その場合、暖色系のモチーフを1〜2個つけ加えることでバランスがとれ、印象的なディスプレイ・飾りになります。
飲食店の飾り、店舗装飾。
暖色系の赤い金魚ちょうちんを使用した風流な装飾。
暖色系ですが、モチーフの金魚が「涼しげ」なイメージを想起させ、和やかな雰囲気をつくり出しています。
家電量販店のPOP(ポップ)&ディスプレイ。
寒色を中心に「涼しさ」「冷却」をアピール。
ブルーとシルバーの水玉が「涼感」を演出!
水玉のモチーフが「涼しさ」を演出してくれます。
そんな「涼感装飾」は、うだるような暑い夏から解放されますねー
お客様にもきっと喜ばれます!
詳しくはこちら → 水滴ドット・プリーツハンガー
暖色系のイエローを全体的に展開した「夏らしい」ディスプレイ・店舗装飾。
アパレル系のディスプレイ・装飾は、商品自体に「涼しさ」や「爽やかさ」「清々しさ」等のコンセプトがあるので、装飾は「暑さ」を全面に表現して、人々の「ニーズを喚起」する方法が効果的です。
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