効果的なディスプレイ装飾「美しい空間づくり」のコツとヒント

店舗ディスプレイ・装飾を「より効果的」に『集客』するための構成技術

「集客」に役立つ店舗のディスプレイ・装飾を、より効果的なものにするための、重要な技術のひとつに「構成技術」があります。

店頭のディスプレイ・装飾でお客様を惹きつけ、

「あっ素敵だな」とか「中にに入ってもっとよく見て見たい!」

と、お客様が感じて『入店』していただくためには、ディスプレイ・装飾の「構成技術」で、どれだけのお客様の「視線」を集め「感情を動かす」ことができるかが、重要なポイントです。

 

「構成技術」とは、ディスプレイ・装飾のフォルム(型)の技術のことで、基本的な「構成」として、三角構成、左右対称構成、左右非対称構成、リピート構成などがあります。

 

この基本構成を身につけることで、バランスがとれた美しい空間を演出することができ、より効果的でインパクトのあるディスプレイ・装飾が展開できます。

 

※「ディスプレイについて」【詳しく解説】

店舗を飾り付ける・商品を飾る~ディスプレイ(display)とは

 

※「ショーイング」について【詳しく解説】

「販促」に効果的なディスプレイ・ショーイングのヒント・コツ

 

 

ディスプレイの基本構成① 「三角構成」

三角構成とは、ディスプレイ装飾の基本陳列手法の1つで、商品や演出小物、POPなど装飾全体を三角形型に並べ、まとめることです。

見た目全体にバランスがとれ、安定感やボリューム感を生み出します。

心理的に誰が見ても「落ち着き感」がり、「美しく(=心地よく)」、「目に留まりやすい」装飾陳列手法です。

細かい商品がキチンとまとまって見えます。

 

三角構成は商品のフォーム(形)やサイズ(大きさ)の異なる様々なアイテム(商品や什器等)を組み合わせて装飾する際によく使われるディスプレイ装飾の基本中の基本の構成です。

 

《三角構成の仕方》

①対象スペースを正面から見て、三角形を空間に描きます。

②三角形の頂点を定めます。

③三角形の頂点を基準に、一番背の高いサイズの商品を頂点に配置します。

①で描いた三角形に沿って次第に低くなるように、商品・装飾演出物またはPOPを配置していきます。

サイズの大きいものから順に「かたまり」や「重なり」を意識すると自然に三角構成になります。

④奥行き感を出すために、正面から商品を前後にずらしながら調整します。

手前の商品を外側に調整して、上から見ても三角形になるように意識します。

 

 

三角構成にもバージョンがあり、三角形の辺を上下に伸ばし二等辺三角形にすると、さらに美しくシャープ感が出て、フォーマルなイメージに適します。

また、少し三角形の頂点をずらして不等辺三角形にすると、動きが出て、カジュアルなイメージになります。

先程も申し上げた通り、三角構成はディスプレイの基本です。ディスプレイのテーマや目的に沿って三角構成を実践してください。

sankaku001   sankaku002

 

《三角構成の種類》

三角形はあらゆる構成パターンの中でも、ゆるぎない安定感があり、バランスがとれていて、形状が整っています。

応用範囲も広く、様々なバリエーションがありますのでご紹介します。

 

○二等辺三角形(正三角形)

完全なバランスをあらわす図形で、格調高く、上方向に頂点へ向かう方向性が、鋭利なイメージと動きを感じさせます。

 

○不等辺三角形

等辺三角形に比べ、柔らかさが強調されます。

動きも大きく表現できカジュアルなイメージ演出に多用されます。

 

○逆三角形(空間の構成)

三角形を逆さにすると、三角構成の安定感とは正反対に「不安定化」します。

不安定性を逆手にとり上広がりの部分で「躍動感」を演出できます。

アイキャッチなど人々からの注意を惹き付けるための「刺激効果」として使われます。

display-mirano

 

○三角形の重複(空間の構成)

人々の視覚範囲を超える広く大きい範囲で表現する際、視線を集つめるために使われます。

大小様々なパターンを組み合わせ全体を三角形でまとめる手法です。

 

 

ディスプレイの基本構成② 左右対称構成(シンメトリー)

左右対称構成とは、古代から教会や宮殿など多岐にわたり使われたデザインの構図で、規則性によるバランス感覚と安定感があり、緊張感や落ち着いたイメージを表現することができます。

人は左右対称(シンメトリー)な状態に好意や安心感を持つと言われています。

sankaku003

クラシックやフォーマル、インテリア雑貨など、サイズや形が様々な商品、ブライダルやアクセサリー・宝飾品などの小物商品の装飾に使われることが多い構成です。

テイストや素材、カラーなどでグルーピングされた「かたまり」を左右対称に配置します。

 

PR(外部リンク)

 

ディスプレイの基本構成③ 左右非対称(アシメントリー)構成

左右非対称構成(アシメントリー)とは、左右対称構成のバランスを崩した構成で、左右に強弱をつけることで斬新さが際立ちます。

sankaku005

左右に広がりが出せ、意外性や連動性、力強さや動きを強調し、アクティブでカジュアルなイメージを表現します。

高額商品や一点もの、1シリーズのグッズなどの装飾に適しています。

 

 

ディスプレイの基本構成④ リピート構成

リピート構成とは、ひとつのパターンで繰り返しで見せて、リズム感や連動性を感じさせ、商品の特徴や主張などを自然に認識させる構成です。

同じアイテムや装飾小物を使用してリピートすることにより商品のデザインやカラーなどの特長を強調することが出来ます。

商品の特長や主張を全面に出してインパクトを出して商品訴求する際に効果的なディスプレイ構成です。

sankaku004

リピート構成は離れたところから見ても目に付きやすいので、壁面や柱まわりの上部に設置する場合が多く、同じ商品のカラーバリエーションを三角構成でリピートする手法などが多用されています。

 

商品をより良く魅せる「商品陳列・配置」の工夫をして集客する

 

以上、ディスプレイ・装飾の基本構成をご紹介しました。

 

基本構成は店舗ディスプレイ・装飾をおこなう上で大切な技術です。

街の店舗で見かけるディスプレイ装飾をよく見ると、そのほとんどがこの基本構成をもとに構成されています。

プロのデザイナーさんも装飾コーディネイター、デコレーターさんも、基本構成を応用しているんですね。

 

装飾・ディスプレイを考えるとき、販売計画・商品計画に沿った【目的(商品構成・対象となるお客様・時期など)】をベースに、どの構成が最適かを考慮しながら、販売促進・集客に繋がる「ディスプレイ・装飾」を実践しましょう。

 

ご興味が湧かれましたら、ぜひお試しください。

 

 

※「店舗や施設の「世界観」を演出するディスプレイ・装飾」【詳しく解説】

店舗や施設の「個性」を「独自の世界観」で演出するということ

 

 

 

※「人々から「共感」を得るには」について【詳しく解説】

お店や施設を「好きになってもらう」ためのヒント『共感』とは

 

 

※ 店舗や施設における販促活動でも、大切なのは「情報」と「情緒」のバランス【詳しく説明】

ディスプレイ・装飾で「情緒」を表現する

 

 

 

 

関連している、その他の情報:

PR(外部リンク)

The following two tabs change content below.
野村 健(Takeshi Nomura)

野村 健(Takeshi Nomura)

有限会社次元クリエイト 代表: お店や施設、売り場のディスプレイ・店舗装飾、季節の飾り付け、POP(ポップ広告)制作を中心に、《集客》のための販売促進ツールのデザイン企画・制作、装飾品・インテリア・販促品の販売を行っています。 目指すことは、単なる「飾り」や「デザイン」ではなく、《共感性+意外性=面白い!》をテーマに、購買時点で消費者に「伝わる」《情報発信ツール》として、実店舗のディスプレイ・店舗装飾・季節装飾等の販促物制作を提供したい、と考えています。