Contents
- 1 【5月〜6月】初夏のお店や施設、売り場のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けのヒント・コツ
- 1.1 【5月〜6月】夏の気配が感じられる「初夏」【early-summer】のディスプレイ・店舗装飾について
- 1.2 季節装飾・初夏(アーリーサマー)のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けのポイント・キーワード
- 1.3 季節装飾・初夏(アーリーサマー)の色(カラー)構成・配色のヒント
- 2 【6月〜8月】夏・盛夏のお店や施設のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けヒント・コツ
【5月〜6月】初夏のお店や施設、売り場のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けのヒント・コツ
【5月〜6月】夏の気配が感じられる「初夏」【early-summer】のディスプレイ・店舗装飾について
二十四節気の立夏(りっか)から芒種(ぼうしゅ)までの期間を「初夏」といいます。
毎年5月5日〜6日ごろ、夏の気配が感じられるころが立夏(りっか)です。
毎年6月5日から6日、7日ごろの、種まきの時期のことで芒種(ぼうしゅ)といいます。
夏の気配が感じられるころ。
四月節。
暦便覧には「夏の立つがゆへなり」と記されている。
春分と夏至の中間で、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合、この日から立秋の前日までが夏となる。
蛙が鳴き始めるころ。
〜ウィキペディアより〜
5月の初旬頃から6月の初旬ごろまでを『初夏』といいます。
お店や施設のディスプレイ、店舗装飾、飾り付けのスケジュールは、百貨店やショッピングモールなど大型の施設、ファッション関連、雑貨関連のショップでは、早いところで4月初旬から、
「初夏」
「アーリー・サマー:early-summer」
というテーマで、ディスプレイ・店舗装飾や飾り付けが立ち上がります。
もちろん、地域や業種によって多少のズレはありますけど…
5月の「母の日」ギフトイベントと並行して展開しているところが多いですね。
シーズンディスプレイは「初夏」、ギフトイベントは「母の日」という展開です。
また、5月の中旬過ぎくらいから、6月の「梅雨」シーズンを見据えて、レイニーデイ商品のディスプレイ・店舗装飾の展開も始まります。
※「梅雨」シーズンのディスプレイ・店舗装飾について【詳しく解説】
4月の初旬、中旬という時期は、もちろん地域によって多少差異はあるのですが、卒業式や入学式、入社式など「春の行事」がひと段落するころで、春のシンボル「桜」も散り始め、太陽の日差しが暖かくなり、気温もぐんぐん上がり、「季節の変化」が肌で感じられるようになります。
季節的に、年間を通して一番爽やかで過ごしやすい時期です。
4月の中旬あたりから世間一般の人々の意識は、次の年間行事「ゴールデンウィーク」に移りはじめます。
爽やかな季節と大型連休。
新年度を迎えて「新たな目標」をもち、開放感ある季節で人々は活発になり行動的になります。
「初夏」のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けは、そんな『アクティブ感』がキーワードになるシーズンです。
※「初夏~アーリーサマー」《5月・6月》の季節・店舗装飾【画像】
お店や施設、売り場の「初夏~アーリーサマー」季節・店舗装飾・ディスプレイ、飾り付けヒント
季節装飾・初夏(アーリーサマー)のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けのポイント・キーワード
「初夏(early summer)」で連想するもの
「初夏(early-summer)」「アーリー・サマー」のシーズンでイメージするものは、時期的に、明るく温かい気温と過ごしやすい清々しさから、「活動的」なことが多いですね。中でも、やっぱり「ゴールデンウィーク」は年間でも大きなイベントであり、
初夏の中心的な行事です。
初夏は、人々が「活動的」になるシーズンです。
○「ゴールデンウィーク」「G.W」「大型連休」
○みずみずしい「若草」や「若葉」、新鮮な緑・グリーン
○開放感にあふれ、「爽快」で「わくわく」する気分で活動的
○青い空、白い雲
○ふじ、ツツジ、薔薇、カーネーション、卯の花(ウツギ)や、みかんの花、紫陽花などの美しい「初夏の花々」
○アクティブで若々しく、スポーティな快活感
○4月の風は光り、5月の風は薫る、「薫風(くんぷう)」「風の香(かぜのか)」
○梅雨入り前の「走り梅雨」
○初夏の明るい日差しと暖かい陽気
○いちご、琵琶、夏みかん、メロンなどの初夏に旬な果物
○さやえんどう、空豆、キス、シャコ、いさき、山女魚(やまめ)、などの初夏に旬な食材
季節装飾・初夏(アーリーサマー)の色(カラー)構成・配色のヒント
初夏の季節装飾の基本となる色(シーズンカラー)
『「初夏」で連想するもの』でご紹介した通り、初夏は明るく、温かい気温と、過ごしやすい清々しいシーズンです。
新芽が育ち明るい緑色に色づきます。
初夏の季節装飾の色(カラー)構成は、オレンジ、イエロー、ライトグリーンを中心に配色展開すると、イメージに合いそうです。
色相は、春のカラーの延長で、イエロー系、オレンジ系が加わると「初夏」らしい季節装飾が表現ができます。
色調(トーン)としては、春で多用されるパステルカラーよりも少しトーンを上げて、色彩を強めます。
ただし、ビビッドトーン(純色)まで上げてしまうと、暑くなり過ぎてしまい「盛夏」になってしまうので、後に「盛夏」への切り換えを念頭に置く場合は、中彩度、ライトトーン(あさい色)または、ソフトトーン(柔らかい色)が適しているでしょう。
初夏の“爽やかさ”を演出する初夏の花・装飾品「藤(フジ)」
江戸時代から、人々は春の桜の花見と同様に、
初夏には「藤(フジ)」の花見をする習慣があったらしいです。
淡く青味の紫がかった「藤色」がとても美しい初夏の花です。
カラーも2種類(パープル・モーブ)あり、
葉のグリーンと併せて、初夏のカラーで店内が明るくなりますね。
初夏をイメージする季節装飾の配色(シーズンカラー)のヒント
「初夏」のイメージカラーは、「春」の色相を色調(トーン)の変化で表現します。
加えて寒色ですが、トーンを抑えた淡いブルー系やグリーン系で、青く透き通った空、瑞々しい緑が演出できます。
イエローやオレンジがカラフルで、楽しさや賑わいを演出するのに役立ちます。
●若々しく・フレッシュなイメージ配色
希望に満ちた若さ、スポーツ系の快活なイメージ。
フレッシュなイメージを出したいときに活用できます。
イエロー系や赤系を加えると、一層元気で活発な印象になります。
●すがすがしい・開放感のあるイメージ配色
5月の「風薫る」清々しいイメージ。
心地良い空気のさわやかさ、小川のせせらぎを感じますね。
●「端午の節句」や「こどもの日」に子供らしいイメージ配色
子供らしい、なごやかな楽しみがあるイメージ。
やわらかく、やさしさにあふれた配色です。
●楽しいイメージ配色
こころがウキウキして、わくわくするイメージ。
色調を上げて若々しく、カラフルな愉しさを強調する演出に適してます。
●ポップなイメージ配色
和やかで、明るく、ポップで、楽しいイメージ。
●笑顔や親和性のイメージ配色
梅雨前の紫陽花を思い出すイメージです。
「春」からの継続〜植物の芽吹き・新緑・フレッシュ感をイメージする配色例
緑系の配色は自然の植物のイメージから、人々に「安らぎ感」や「リラックス」を与える色です。
暖色系と寒色系の中間に位置していて、黄色系よりはやや暖かみを感じさせます。
ナチュラル感や若々しさ、新生活、成長、健全、健やかさを表現するのに適しています。
淡い色から明度を上げていくグラデーションで表現すると、まとまり感がでます。
トーン(彩度・明度)を揃えて異なる色相の組み合わせ。白を加えることでフレッシュ感が表現できます。
「水」「葉」のトーンを揃え、「土」は明度・彩度・色相に差をつけて際立たしています。
ナチュラルなやさしさ、健やかさ、安心感のある配色。
「初夏」は、「春」と「盛夏」の間に挟まれ、「季節の変わり目」で、少し中途半端に思われることもありますが、気候の影響で人々がアクションを起こし活発になる時期でもあります。
「春」のカラーのトーンを上げて、イエロー系やオレンジ系を加えるだけで、その「エネルギー」や「賑わい」「楽しさ」が演出できます。
「梅雨」と言えば…?「紫陽花でしょ!」と、答えたあなたへ!
春の桜の花見、初夏の藤、と同様に、梅雨の菖蒲(ショウブ)や紫陽花(アジサイ)は、江戸時代の昔から、遠出をしないでも、町内の小さなお社や細い路地には紫陽花などが植えられていて、身近なところで人々の眼を楽しませていたらしいです。
プリーツハンガーは、お店天井部分に設置する装飾品だから、梅雨シーズンの季節装飾品の中でも「視認性」が高く、来店されたお客様に「梅雨」を演出して季節感を訴求できます。
取り付けがとっても簡単な梅雨の装飾用品です。
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【6月〜8月】夏・盛夏のお店や施設のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けヒント・コツ
【6月〜8月】夏・盛夏・サマー【summer】のディスプレイ・店舗装飾について
ちょうど二十四節気の「芒種」(毎年6月5日頃)のころ、お店や施設におけるディスプレイ・店舗装飾、飾り付けは『夏・盛夏〜summer』に切り替わります。
暦の上では「立夏」から『夏』なんですけど、お店や施設では、商品アイテムや母の日・父の日のセールなどの関係もあり、だいたい、5月の初旬頃から6月の初旬ごろまでを『初夏〜アーリー・サマー』として展開することが多いですね。
もちろん、地域や業種によって多少のズレはあります…
また、6月には梅雨シーズンに突入し、レイングッズを取り扱うお店や施設では、憂鬱な「梅雨」を楽しく過ごせるようなカラフルなカラー展開で梅雨のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けを行うところも最近では増えています。
※「夏」のディスプレイ・店舗装飾モチーフ・アイテムについて【詳しく説明】
夏をイメージするお店や施設のディスプレイ・店舗装飾、飾り付け【モチーフ・アイテム~マリーン】
※「夏」のディスプレイ・店舗装飾モチーフ・アイテム【夏の花】について【詳しく説明】
【6月・7月・8月】「夏」ディスプレイ・店舗装飾、飾り付けに使用する「季節の花」について
そして、6月の初めから中旬から8月にかけて『夏・盛夏〜summer』のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けの演出に切り替えるのが、一般的なセオリーです。
ギフトイベントは、「父の日」(6月第三日曜日)、梅雨シーズンの「レイングッズ」などと時期が重なりますが、季節的には気温もぐんぐんと上昇し、蒸し暑さを肌で感じる時期です。
その頃は「梅雨」の時期なので、天候も曇りがちで薄暗く、ジトジトした雨の日が続き、人々の気分も沈みがちになってしまいます。
まさに「夏が待ち遠しい…」という、感じですね。
そんな人々の感情を見透かせて、夏・盛夏のディスプレイ・飾り付けでお店や施設を演出し、お客様のお迎えすることで、夏限定商品や夏のサービス訴求・販売に繋げることができますね。
7月に入ると子供達は「夏休み」に入り、夏本番です。
バケーションやリゾート、アウトドアなど、活発なイメージが強くなります。
企業や役所では夏のボーナス支給の時期でもあります。
人々の購買意欲が大いに高まる季節です。
「夏・盛夏」のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けは、そんな『アクティブ感』『アウトドア感』がテーマになるシーズンです。
夏・盛夏(summer)のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けのポイント・キーワード
「夏・盛夏(summer)」で連想するアイテム
夏のイメージで最初に思い浮かぶのは、やっぱり「暑さ」です。
ギラギラとした夏の太陽に照らせれ、賑やかで、見るものすべての色に「力強さ」や「活気」、「躍動感」を感じます。
○ギラギラと地上を照らす夏の太陽
○濃いブルーの夏の空や真っ青な海
○青い空に垣間見える、夏特有のモクモク入道雲
○海(マリン)・船・ボート、お魚・イルカ・くじら・貝殻・カモメ
○海水浴・ビーチ、日傘、ビーチボール、浮き輪、スイカ
○緑の深みが増し、イキイキと成長する植物の葉や農作物
○「蝉時雨(せみしぐれ)」〜夏の風物詩。街中でも絶えず鳴きつづけるセミの声
○ビビッドイエローの夏の花の代表格、向日葵
○リゾート感を演出する、ハイビスカス
○夏の夜空を色とりどりに彩る打ち上げ花火
○天の川や流星などの美しい夜空〜七夕(7月7日)
○トマトやなす、ピーマン、おくら、キュウリなどの夏野菜とスイカ、もも、ぶどうなどの夏の果物。
○炎風(えんぷう)(真夏の日照りで熱くなって吹く風)や、大南風(おおみなみ)(はげしく吹きつける夏の南風)、涼風(すすかぜ)(晩夏に吹く涼しい風)などの夏の風。
夏の季節装飾品“かんたん”飾り付けグッズ
夏の定番モチーフ、イルカを中心に「マリン」を演出するお店用のディスプレイ用品。
夏の季節装飾を賑わしく盛り上げてくれるプリーツハンガーは、
装飾グッズの中でもお客様への「視認性」が高く、
お店のコーナー・売り場を一目で認識できます。
しかも、取り付けが“かんたん”で、コストパフォーマンスが高い装飾用品。
小さいお店や「賑わい」を演出したいお店にも人気のディスプレイ用品なんです。
「夏・盛夏」のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けで気を付けたいこと
「夏・盛夏」の季節は、暑さを強調し過ぎて「暑過ぎる夏」を極端に飾り付けて演出してしまうと、人々に「不快感」を連想させ敬遠される恐れがあります。
お店や施設のディスプレイ、店舗装飾、飾り付けの用途、商品・サービスによっては、暑苦しさの表現を極力避け、反対に「涼味(りょうみ)」「暑気払い(しょきばらい)」をデザイン表現として演出することもひとつの方法です。
※色相で「寒暖」を表現する〜寒色と暖色の違い【詳しく説明】
「涼感」「暑さ」を演出・表現する夏のディスプレイ・店舗装飾、飾り付け
【暑気払い(しょきばらい)】
夏の暑さを払いのけること。体に溜まった熱気を取り除くこと。
また、そのために何らかの方法を講ずること。
暑さに負けないよう心身を元気づけること。夏の暑さに負けないようにと開く宴会。
夏・盛夏(summer)の色(カラー)構成・配色のヒント
夏・盛夏の基本となる色(シーズンカラー)
夏・盛夏のカラーイメージで最初に思い浮かぶのは、やっぱり「暑さ」です。
ギラギラとした夏の太陽に照らせれた、植物などの自然のものは、見るものの多くの色がビビッドでハッキリしていますね。
ビビッドカラーは、「力強さ」や「活気」、「躍動感」をイメージさせます。
また、開放感を肌で感じる季節で、賑やかで、明るく、エキゾチックなイメージも似合います。
色調(トーン)は、ビビッドカラー。
原色に近づけること、ビビッドカラーでの配色は、力強さや活力、躍動感、エネルギッシュが表現でき、ディスプレイ・店舗装飾、飾り付けで演出できます。
ディスプレイ、店舗装飾、飾り付けの用途によっては、暑苦しさを避け、反対に「涼感」を表現して演出。
「涼感」のディスプレイ・装飾、飾り付けの演出の際は、春のイメージカラーと同様に、明度を高め、パステルカラーで展開すると効果的です。
※「初夏~アーリーサマー」《5月・6月》の季節・店舗装飾【画像】
お店や施設、売り場の「初夏~アーリーサマー」季節・店舗装飾・ディスプレイ、飾り付けヒント
※「夏」のディスプレイ・店舗装飾モチーフ・アイテムについて【詳しく説明】
夏をイメージするお店や施設のディスプレイ・店舗装飾、飾り付け【モチーフ・アイテム~マリーン】
※「夏」のディスプレイ・店舗装飾モチーフ・アイテム【夏の花】について【詳しく説明】
【6月・7月・8月】「夏」ディスプレイ・店舗装飾、飾り付けに使用する「季節の花」について
※色相で「寒暖」を表現する〜寒色と暖色の違い【詳しく説明】
「涼感」「暑さ」を演出・表現する夏のディスプレイ・店舗装飾、飾り付け
夏の季節装飾品「ヒマワリ」を使った店舗演出アイデア集【画像】
※「ディスプレイ」について【詳しく解説】
お店を飾り付ける・商品を飾る~ディスプレイ(display)とは
※「ショーイングのテクニック」について【詳しく解説】
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