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お店や施設のディスプレイ・店舗装飾、飾り付け、POP(ポップ広告)など販促物を制作する際に役立つ思考法
このブログは、お店や施設のディスプレイ・店舗装飾の「お役立ち情報や豆知識」を紹介しています。
店舗装飾、飾り付けの仕事を通して、思ったこと、感じたことを個人的な見解で発信しています。
今回は、パチンコ店の販売促進や集客のための店舗装飾やディスプレイ、POP(ポップ広告)などのツールを制作する際に必要な考え方についてです。
パチンコ店は、他のアミューズメント施設と異なり、広告や販促に関する規制が厳しく、思ったような広告表現ができないのが実情です。
「何を伝えたいのかわからない」テレビCMや新聞折り込みチラシが多いのはそのためなんですね。
結局、「どこも同じような表現」しか出来ない。
そんなパチンコ店の販促物を「モノ」から「コト」思考で制作してみるとどうなるか、ということについて。
「モノ」から「コト」思考でディスプレイ・店舗装飾をはじめ、チラシやDMなどの販促物を考える
以前のブログでもご紹介しているのですが、モノや情報が溢れている現代社会で、商品やサービスの販促物(ディスプレイ・店舗装飾、POP(ポップ広告など))を制作するときに大切なことは、やはり、売っている「モノ(商品やサービス)」を通して、買った人が「(体験する)コト」を想定することが重要になります。
それが、人がモノやサービスを購入するときの、本質の動機だからです。
つまり、「モノ」から「コト」思考で考えること。
以前のブログ → 販促物やディスプレイ・店舗装飾、POP(ポップ広告)などを制作するときのヒント
「モノ」から「コト(ヒト)」は、製造業だけに限らず、小売、サービス業など幅広い業界で近年よく使用されているマーケティング用語です。
一見、簡単そうに思える言葉なんですけど、自分の商品やサービスに置き変えて考えるときは、かなり深く掘り下げていかないと理解できない。
そこで、「モノ」から「コト(ヒト)」思考に基づいて、様々な業種の商品やサービスの販促物(ディスプレイ・店舗装飾、POP(ポップ広告など))制作のための「思考について」、ボクなりに掘り下げてみたいと思ったので、勝手に考えてみることにしました。
今回は、パチンコホールの販促物制作について。
パチンコ店のディスプレイ・店舗装飾などの販促ツールを「モノからコト(ヒト)」思考で制作する方法
お客様の来店の目的は「お金を稼ぐ」だけか?
パチンコ店の「集客」促進のための販促ツール(ディスプレイ・店舗装飾、POP(ポップ広告など))を「モノからコト(ヒト)」思考に基づいて掘り下げてみます。
さて、パチンコ店に来店するお客様は、パチンコ店に「何を」求めているのでしょう?
お金?
時間?
遊び?
新台?
言葉は悪いけど、結局パチンコは“バクチ”なんだから、当然勝負で勝って「お金を稼ぐ」ことが目的なのは、素直に考えれば誰にでもわかります。
でも、パチンコ店の販売促進ツール(ディスプレイ・店舗装飾、POP(ポップ広告など))を制作する側、表現する側としては、それだけで本当に大丈夫でしょうか。
「お金を稼ぎに来ている」というのは、間違いではない。
ただ、お客様の目的が「お金を稼ぐ」に置いたときの広告の表現は、自店が「“勝負”に勝てそうな」イメージや、近隣の競合他店より「“出せる”お店」みたいな「射幸心」を煽る表現に偏ってしまいますね。
※もちろん、こんなストレートな広告表現は規制でできませんが…
つまり、
「射幸心」を煽る《しか》表現のしようがない。
しかし、広告規制が厳しい現状では、「射幸心」を煽る表現や演出が難しい。
パチンコ店の販促物にとって「射幸心」を煽れないというのは、致命的です。
多くのパチンコ店のチラシを見ると、「射幸心」を煽れないから、どこのお店も特徴がなく、商品であるパチンコ台の告知も導入時期や台の種類も同じものになってしまい、「個性」がないチラシになっています。
「個性」が表現出来ていない販促物は、「際立たない」から、スルーされてしまうのは当然です。
結局、どこに行っても同じ、
とお客様に思われているとしたら、チラシなど販促物を作って「情報発信」する意味がなくなります。
「射幸心」を煽れない、「競争」の表現ができない、現在のパチンコ店の販促物の制作をするときに大切な事は、
お客様の来店目的の「思考」をもっと深めることです。
思考を深めて考えると、お客様がパチンコ店に来店する「本当の動機」が見えてきます。
「本当の動機」とは、
『お客様は、「お金」が欲しいわけではなく、
稼いだ「お金」で、○○○な体験を手に入れたい」と思っている』
という、思考をもつということ。
「○○○な体験を手に入れたい」と思うことこそ、お客様がパチンコ店に行く本当の目的
なんです。
「お金を得る」ことの先にある「コト(ヒト)」「体験」を表現・演出することで、チラシやDM、POP(ポップ広告)ディスプレイ・店舗装飾の制作に取り組むと、必然に「射幸心を煽る」表現とは、別の切り口の表現や演出が見えてきそうです。
競合他社に“勝つ”ことではなくて、お客様を“しあわせ”にすること
ご興味が湧かれましたらお試しください。
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