Contents
「母の日」「父の日」のお店や施設、売り場、ギフトコーナーの店舗装飾・商品ディスプレイ、飾り付けで気をつけたいこと
母の日の「白いカーネーション」、父の日の「白いバラ」
毎年、5月の第2日曜日は母の日、6月の第3日曜日は父の日です。
「母の日」「父の日」は、100年を超える歴史が長いイベントで、年間を通しても、とても親近感のあるギフトイベントのひとつですね。
PR(外部リンク)
そんな「母の日」「父の日」のプレゼントギフトの販売は、カーネーションや薔薇の花を取り扱うお花屋さんをはじめ、お菓子やスイーツを販売しているお店や、生活雑貨・小物雑貨、酒屋さんや衣料関連などを販売する小売店さん、レストランなどの飲食店さんや旅行代理店さんに至るまで、プレゼントギフトでの販売機会を逃すまいと販促活動が活発になります。
4月も中旬を過ぎる頃から、百貨店やショッピングモール、商店街などの施設でも、赤やピンクのカーネーションで飾り付けられた「母の日」ギフトのコーナーが立ち上がり始めます。
4月下旬には、街のあちらこちらで「Thanks Mothers Day」のキャッチコピーや、赤やピンクのカーネーションを中心としたディスプレイや飾りが目立ちはじめます。
5月の中旬を過ぎるあたりから、赤やピンクのカーネーションが黄色い薔薇や向日葵に切り変わり、「父の日」の演出がはじまる。
そんな「母の日」「父の日」のお店や施設、売り場のディスプレイ・店舗装飾や飾り付けは、いずれのイベントも『花』が重要なモチーフになりますね。
「母の日」はカーネーション。
「父の日」はバラ、または向日葵。
母の日にはカーネーションを贈る習慣があり、父の日には黄色い薔薇(父の日は「薔薇」で統一されているわけではありませんが)を贈る習慣があります。
「由来」を通して、その『花』の色には意味があることがわかります。
「母の日」「父の日」のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けを行う際、以下の「花言葉」や「慣習」に十分気をつけてください。
白いカーネーションには「私の愛情は生きている」、「尊敬」などの花言葉がありますが、一般的に亡くなった母親に贈られるものです。
黄色いカーネーションの花言葉には「軽蔑」や「嫉妬」などの意味があります。
また、「父の日」のバラも、母の日のカーネーションと同様に白い薔薇は、亡くなった父親に贈られるものです。
先日、「母の日」のディスプレイ・店舗装飾の依頼を受けてさせていただいた雑貨店のオーナーから、
「まわりが赤やピンクばかりなので、少し目立つよう『白いカーネーション』でディスプレイしたらいいのでは?」と、
ご提案いただいたのですが、
上記のような理由で、「花の色で目立たせる」 企画は取りやめ、別の方法で表現することで了解を得ました。
「母の日」「父の日」のディスプレイ・店舗装飾に限らず、プレゼントギフトのイベントディスプレイ・店舗装飾を行う場合は、そのイベントの成り立ち、由来など十分調べたり、理解した上で取り組みたいものです。
店舗や施設、売り場での「母の日」の飾り付けや販促物制作、デザイン制作について【詳しく解説】しています。
※「父の日」の店舗や施設のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けについて【詳しく解説】
関連している、その他の情報:
- 初夏~アーリーサマー《5月・6月》の季節・店舗装飾【画像】
- 7月-8月夏の季節装飾品「ヒマワリ」店舗演出アイデア集【画像】
- 夏・盛夏の店舗や施設のディスプレイ・装飾ヒント・コツ
- 春の店舗装飾・ディスプレイ、飾り付けヒント・アイデア集【画像】
- 梅雨シーズンのお店や施設のディスプレイ・店舗装飾、飾り付け