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企業やお店、施設の「独自の世界観」をディスプレイ・店舗装飾、飾り付けで表現する方法
「独自の世界観」ってどうやって表現するのか?
お店や施設のディスプレイ・店舗装飾における「世界観」はどうやって作りだせばいいか、を考えてみたいと思う。
前回のブログ
で書いている通り、「世界観」を表現するには、
あなたは、どんなこと好きで、どんなことが嫌いか、また、なぜそう思うか。
あなた自身が大切に感じるもの(こと)は何か、また、なぜそう感じるか。
あなたの人生や、見るものについて、どう思い、どう感じるか。
など、あなた自身もしくは経営・運営する会社やお店の「個性」や「価値観」の整理が必要です。
それは企業や店舗、施設でも同様で、店舗や施設、取り扱う商品やサービスを通して、
どんなお客様に来てもらいたいか。
そのお客様に、どうなってもらいたいか。
そのお客様に、どんな体験をしてほしいのか。
そのお客様に、どんな思い出をつくってほしいのか。
などの「想い」や「価値観」、つまり、自店の商品やサービス以外で、
お客様に伝えたい「付加価値」を、思慮深く、様々な視点をもって見つめることで、お店や施設の「世界観」は創り出せます。
そして、その「世界観」を、お客様の視覚を中心とした五感に、いかにして訴える演出をするか、ということがお店や施設にとって重要です。
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例えば、あなたのお店の「世界観」を店舗装飾で演出するとしたら…
例えば、美容室の「世界観」をディスプレイ・店舗装飾で演出しようと考える場合。
お店のオーナーや店長、スタッフに、
「肩肘張らず、気軽で、フレンドリーな感覚で、利用してもらいたい」
という、お客様に対する「想い」があれば、それは「カジュアル」で「明るい」「親しみのある」イメージになります。
店内の内装も明るく、親しみのある暖かい雰囲気になり、間口を広くとり出来るだけ「オープン」で入りやすい空間です。
待合スペースのソファやテーブルなどの備品も、どこか優しげで、ナチュラルテイストな雰囲気のあるものを選びますね。
ただ、そこまでは客商売をするどんなお店でもやっています。
どこにでもある、ただの美容室です。
店舗や施設における「世界観の演出」とは、それに加えて、「個性」をもってくることが大切。
美容室のオーナーや店長、スタッフが、「好きなこと」「共有していること」「大切に思っていること」などの想いや価値観を、具体的に表現する。
もしも、美容室の店長がロカビリー好きのオールディーズファンだったら…(あまりありえんけど…)
真っ赤な壁紙に黒革のソファ。
白と黒のマス目のピッカピカに磨いた床。
壁面やガラス面には、エルヴィス・プレスリーやウォーホル、コカ・コーラのポスター。
ところどころのテーブルや棚上に、テレビやラジオなど50sの生活用品が飾られている。
そして、エレキギターが壁にディスプレイ・装飾され、ファッションも黒い細身のデニムにボウリングシャツ、少しポマードやグリースの香りがぷ~んっと鼻につき、もちろんBGMはロックンロール。
「ふざけてんのかっ!」と思われるくらい、あくまで極端な例ですけど、だいたいこんな感じです。(笑)
こんな感じで「世界観」を表現するとカタチになります。
視覚はもちろん、聴覚、嗅覚、など五感にも十分響きます。
でも、これがロカビリー好きの店長が運営する美容室の「世界観」なんです。
「想い」や「個性」、「価値観」を表現すると、人が集まる〜店舗装飾のヒント
この例は少し極端過ぎるかもしれませんが、「肩肘張らず、気軽で、フレンドリーな感覚で、利用してもらいたい」という、
店長のお客様に対する「想い」も、きっと伝わりやすい。
「世界観を演出」することで、その「世界観」に同じ感覚だったり、共感したり、その「世界観」が好きな人々が集まります。
そして、店舗や施設で販売する商品やサービス以外の「付加価値」で、お客様と繋がることができます。
そして、恐らく、老若男女、大勢のロカビリーファンが、このお店には集まってきます。
そして、リピート率もアップする。
だって、このお店に来店したお客様は、
ただ単に髪をカットしに来たわけではなく、自分が好きなロックンロールをも「体験」できるんですから。
店長やスタッフも楽しいでしょうね、仕事が。
だって、自分の好きなことを表現して「集客」が出来るのですから。
※ボクは、その店長がどんなに親しい友人でも行きませんけどね。「世界観」が違いすぎる(笑)
ただし、ここまで極端にやると内装や備品などで経費も掛るし、ボクのように「世界観」が異なる人は近づかないから、極端にターゲットを狭めてしまう可能性だってあります。
「やり過ぎたくない」と思われる方は、店舗内装や備品はそのままに、比較的に低コストで表現できるディスプレイ・店舗装飾、飾り付けでも十分に演出することができます。
「世界観」とは、=「個性」や「価値観」です。
《個性》に「情緒」や「雰囲気」、「空気感」を加えたディスプレイ・店舗装飾、飾り付けをすることで、お店や施設の「世界観」を表現します。
ディスプレイ・店舗装飾、飾り付けを演出することで、
人やモノ、お店や施設の、「個性的で独自な世界観」を表現でき、
それが「人々の心に響き、人々の心を動かす」のです。
ご興味が湧かれましたら是非お試しください。
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野村 健(Takeshi Nomura)
