Contents
店舗や施設のディスプレイ・装飾、飾り付け、販売促進物制作のヒント~バレンタインデー
欧米のバレンタインデーは『恋人たちの日』。
ディスプレイや装飾のプランナーやデザイナーさんはクリスマスのイルミネーションが飾られて、皆さん大勢の人々がクリスマスムードの真っ只中の時期に、「バレンタインデー」のプランニングに入っています。
やっぱり、年末から年始にかけては、「クリスマス」から「お正月」、「バレンタインデー」、と年中行事イベントが続きますから、なかなか落ち着きません。
毎年、松の内が明けて1月の中旬にもなると、早速「バレンタインデー」の装飾・ディスプレイが立ち上がります。
お菓子・スウィーツ・デザートのお店を中心に、百貨店、ショッピングモールやスーパーマーケットをはじめとした、物販小売店等もバレンタイン商戦に入って、店舗をバレンタイン一色に飾りだします。
日本ではバレンタインデーは「商業的」イベントとして定着していますよね。2月14日までの〈短期商戦〉です。
『バレンタインデー』の変遷を、ちょっと調べてみると…
2014年のバレンタインデー商戦は過去最高の市場規模(1500億円)が予想されていましたが、バレンタインデー当日、全国の広い範囲で大雪が降るなど 天候の悪化もあり、前年比約20%減の1080億円だったそうです。
秋のイベント「ハロウィン」の2014年の市場規模が「バレンタインデーの市場規模を 追い抜いた」との調査結果を出しているところもあります。
バレンタインデーの市場は、みなさんご存じの通り、菓子・スウィーツ・デザート業界のキャンペーンや告知で始まって以来、
1980年代から「義理チョコ」が派生したりして順調に売り上げを伸ばしてきました。
1990年代に入ると「バブル経済」の影響もあって「チョコレート以外のプレゼント」を贈る習慣に変わり、菓子・スウィーツ・デザートのみならず、フラワー業界、ファッション関連や雑貨、飲食レストラン等、様々な業種に波及しましたね。
2000年代に入り「義理チョコ」は衰退傾向になり、変わりに、女性が女性の友達にチョコレートを贈る「友チョコ」や、男性が女性にチョコレートを贈る「逆チョコ」、自分で買って食べる「自分チョコ」など、多様なバレンタインデーの「楽しみ方」になってきました。
「時代のながれ」「環境の変化」、「生活様式の変化」もあって、バレンタインデーの「ギフト内容」や「意義」の変化がよーく分かります。バレンタインデーの装飾・ディスプレイも、その変化によって年々変わってきました。
でも、そもそも聖バレンタインデーは『女性が男性に対して、親愛の情を込めてチョコレートを贈る』という様式というものではありません。それは日本独特のものです。
欧米のバレンタインデーは「恋人達の日」として、男性から、とか女性から、とか関係なくバレンタインカードや花束、お菓子などのプレゼント贈る習慣になっています。
また、男女間だけでなく、家族や友人にプレゼントを贈ることもあるそうです。
これはバレンタインデーの由来に関係することなんですが、由来に基づくお話しを日本の菓子・スウィーツ・デザート業界がうまく繋げて利用したんですね。
※「バレンタインデー」店舗装飾・ディスプレイ、飾り付けのクリエイティブアイデア画像集
「バレンタインデー」のための『ハートマーク』をモチーフにしたディスプレイアイテム・装飾品のアイデア【画像】
『バレンタインデー』の規模を大きくする!?
最近は日本でも、男性からプレゼントを贈ったり、友人や家族に贈るという人が増えていると聞きます。
「ハロウィンのイベント市場規模がバレンタインデーの市場規模を上回った」というお話しを以前、当ブログで紹介しましたが、「バレンタインデー」も「女性からチョコレートの『愛の告白』」なんてことはやめて、
「恋人達」や
「友人同士」とか
「家族」とか、
チョコレートなどの菓子やスウィーツ、デザートだけではなくて、
大人も子供も楽しめるイベントとして
「家族同士や友人、知人が集まってバレンタインパーティ」
みたいなことを、もっと盛り上げたほうがいいのでは、と思うのです。
(※もちろん一部では既に行われていますけど…「もっと」という意味で)
バレンタインイベントの参加層が増えて、それが浸透すると、物販以外のサービスを提供する業種や業界の「相乗り」イベントが増えるだろうし、まだまだ市場規模、増えますよね。
ハロウィンに負けてられません。(笑)
そんな《仕掛け》をファミリー層が沢山集まる「ショッピングモール」とか、「テーマパーク」とかで提唱して、「ハロウィン」のようにバレンタインデー層の幅を広げられたら、きっと皆さん楽しんでくれるはずです。
そして、菓子やスウィーツ、デザート業界はもちろん、小売業界、飲食店業界、ホテルなどのレジャー業界、いろんな商品やサービスを扱うお店や施設がバレンタインデーの飾り付けをして人々を盛り上げてくれたら、きっと皆さん喜んでくれるはず…ですね。
期待してます…
まだクリスマスの装飾が燦めく時期に、ぼんやり次のバレンタインデーのディスプレイ企画を練りながら、考えたのはそんな自分勝手な「装飾のこと」でした。
※「ディスプレイ」について【詳しく解説】
店舗を飾り付ける・商品を飾る ~ ディスプレイ(display)とは
※「ショーイングのテクニック」について【詳しく解説】
※バレンタインデーイベントを盛り上げる店舗装飾・飾り付けアイテム【詳しく説明】
※バレンタインのディスプレイ・装飾、飾り付けは「いつ頃から?」【詳しく説明】
※「バレンタインデー」店舗装飾・ディスプレイ、飾り付けのクリエイティブアイデア画像集
「バレンタインデー」のディスプレイアイテム・装飾品のアイデア【画像】
※バレンタインデー・アイキャッチ効果抜群!「プリーツハンガー」【詳しく説明】
バレンタインデー・簡単取り付け、お手軽装飾用品「プリーツハンガー」
関連している、その他の情報:
- バレンタイン店舗装飾【簡単・お手軽】プリーツハンガー
- 【画像】バレンタインデーの店舗装飾・飾り付けヒント・アイデア
- ハロウィン店舗装飾・飾り付けヒント・アイデア集【画像】
- バレンタインデーの装飾・ディスプレイのコツ・ヒント
- ハロウィンの施設ディスプレイ・店舗装飾、飾り付けヒント・コツ