お店や施設のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けのヒント・コツ

「競合他社」を見て商売する会社と、「お客様」を見て商売する会社は、どちらが繁盛するか?

このブログは、お店や施設のディスプレイ・店舗装飾の「お役立ち情報や豆知識」を紹介しています。

ディスプレイ・店舗装飾、飾り付けを導入するための基本的な考え方やコツ、アイテム紹介はもちろん、展開の方法や、販促や集客企画の手法、ビジネス・商売に関する「気づき」、思いつきのアイデア、仕事に対する「ヒント」まで、店舗装飾、飾り付けの仕事を通して、思ったこと、感じたことを個人的な見解で発信しています。

今回は、競合他社や他店を意識していても「繁盛」にはつながらない、というテーマで考えてみます。

せっかく来店してくださったお客様を目の前にして、競合他店に負けじと、自社商品のアピールなど一方的な自慢話ばかりだと、そのお店は飽きられます。

お客様が「何をお望みか」を考えるだけで、お客様を「しあわせ」にすることができる。

そんな記事です。

 

「来店した理由」を知れば、そのお客様を、“しあわせ”にする方法”が分かる

お店や施設のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けとは、少々関係性が薄いかもしれない話し。

ただし、ビジネスにおいて、またはお店の運営において、お客様と接してモノを販売したり、提供する、小売店や飲食店、サービス業などの方々に聞いてほしい話しです。

 

《ビジネスの真理は、競合他社に“勝つ”ことではなくて、お客さまを“しあわせ”にすること》

この言葉は、ボクの会社で採り入れている「エクスペリエンス・マーケティング(エクスマ)」の藤村正弘さんから教わったこと。

 

こうして、文章として書くと「ごもっとも」な言葉で、フツーの言葉なんですけど、

お客様と接する、実際の「現場」であるお店やショップの受付カウンターでは、必ずしも「当然」の話しではないような印象を持つことが多々あります。

 

お店や受付で、来店されたお客様に、商品説明やスペックの話しをすることは大切なことだと思います。

その商品の「良いところ」「新機能」「デザイン性」….

 

ただ、そればかりだとお客様は納得しない。

だってそんな情報、ネットで調べればすぐに、分かってしまうから。

 

そういう人は、いくら話しをしてもお客様が「納得」しないから、やがて焦り出します。

焦ってしまうと、最後に「競合他店の商品(サービス)との比較」がはじまる。

「機能の比較」「サービスの比較」「価格の比較」….

その他の商品との「比較」が、「お客様を納得させる一番の方法」と勘違いしているから。

 

そのようなトークは、確かに必要な場合もある。

 

ただ、ボクが思うに、「自分(商品やサービス)のことばかり話す」お店や営業マン、受付の人は、必ずと言っていいほど「お客様のことを聞かない」人が多いんです。

 

自分のことばかり話しして、お客であるボクに質問するどころか、話しも聞いてくれない。

それで、納得しなければ他社の悪口…みたいな感じ。

なんか、身勝手ですよね〜。

 

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お客様は各々の都合を持ってお店を訪れているはずです。

少なくともボクは「お店に行く理由」があって来店しているんです。

 

その「理由」を聞かずして、どうしてお客様が、“しあわせ”になれるんでしょうか?

 

お客様の「来店する動機」は様々ですから、まず「会話」をしてコミュニケーションをとることが最優先です。

「何が欲しいのか」

「何が問題なのか」

「何に悩んでいるのか」

「どうしたら、それらが解決できるか」

そうした、様々なお客様の都合や悩み、不安を会話で受け止めることが必要ですね。

 

「来店した理由」を知れば、そのお客様を、“しあわせ”にする方法”が分かる、はずなんです。

 

みんな、「競合店に勝つこと」ばかり考えているから、「お客様の声」を聞いていない。

「聞こうとしていない」ような気すらする。

競合店にばかり目が向いていて、お客様を見ていないってことです。

 

そんなお店や企業の商品(サービス)なんて、「欲しい」と思います?

 

一生懸命「販売」「営業」している現場の方々には申し訳ないけど、それは結局その上司や店長、経営者の「考え方」なんだと思う。

 

わざわざ来店してくださった「お客様の声」を一通り聞いてから、自分の商品やサービスの案内、料金の案内をしても全然遅くはないと思うんです。

 

中には「無理」を言ったり、「見当違い」なことを言ったりするお客様もいらっしゃるかもしれません。

が、一通り事情を聞けば「説明の内容」も変わるはずですし、丁寧な対応もできるはずです。

 

《お客さまを“しあわせ”にすること》

 

そう思えたら、対応できることです。

一見、当たり前でカンタンなことのようにも思えるけど、とても「忘れがち」で「見逃しがち」なことですが、大切なことですね。

 

 

「お客様を“しあわせ”にする」という考えは、お店や施設のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けの必要性に気づきますね。

「モノ」ばかり押し付けてアピールばかりしても、なかなかお客様には伝わりません。

「世界観」を演出するディスプレイ・店舗装飾や飾り付け、「買う動機」を教えてあげるPOP(ポップ広告)などは、お店そのものや、スタッフのひとりひとりが「お客様を“しあわせ”にする」という意識を持つことによって創造する販促ツールです。

 

ご興味が湧かれましたら、是非お試しください。 

 

最期までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

以前書いたブログ → お店や施設を「好きになってもらう」ためのヒント『共感』とは

 

以前書いたブログ → 「共感」を得るために「体験」を語るマーケティング、販促手法。

 

 

※「ディスプレイ」について【詳しく解説】

店舗を飾り付ける・商品を飾る ~ ディスプレイ(display)とは

 

 

※「お客様の入店数を高める3つのポイント」について【詳しく解説】

店舗や施設で「お客様の数を増やす」ためのディスプレイ・装飾、飾り付け、3つのポイント

 

 

 

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野村 健(Takeshi Nomura)

有限会社次元クリエイト 代表: お店や施設、売り場のディスプレイ・店舗装飾、季節の飾り付け、POP(ポップ広告)制作を中心に、《集客》のための販売促進ツールのデザイン企画・制作、装飾品・インテリア・販促品の販売を行っています。 目指すことは、単なる「飾り」や「デザイン」ではなく、《共感性+意外性=面白い!》をテーマに、購買時点で消費者に「伝わる」《情報発信ツール》として、実店舗のディスプレイ・店舗装飾・季節装飾等の販促物制作を提供したい、と考えています。〜加盟団体:福岡県中小企業家同友会会員