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「情報」だけではなく、「情緒的」なディスプレイ・店舗装飾、飾り付けが、お店や施設、売り場の《価値》を高める。
お店や施設における販促活動で大切なことは、「情報」と「情緒」のバランス。
モノやサービスを提供するお店や施設は、人々に利便性や商品(サービス)特性を伝える「情報発信」をして、販売や集客に繋げます。
ディスプレイ・店舗装飾など店頭の販促活動も、その「情報発信」のひとつなのですが、「情報発信」に「情緒」を加えることで人々への「伝わり方」が大きく変わります。
では、「情緒」を加えるとは、いったいどういうことでしょう。
例えば、誰かにお手紙を書くとき、
「暦の上ではもう春ですが、まだまだ寒い日が続きます。皆様いかがお過ごしでしょうか….」
とか、本文の前に書きますね。
上記の文章は日本的な「季節のごあいさつ」なんですけど、用件以外の文章に、相手を気遣った前文を入れるだけで、落ち着いていて丁寧な印象が表現できて、手紙を受け取る側に「情報」以外の「想い」が伝わりそうです。
これが、用件だけの、「新商品入荷。7月3日発売」という、電報みたいな文章だと、どうでしょう?
「情報」だけだと、単純明快ではあるけど、「想い」までは伝わらない。
エクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)を提唱している、藤村正弘さんのフェイスブックより引用させていただきました。
人々の「記憶」に残したり、ニーズを「想起」してもらうためには、まずお店や施設など、提供する側の「想い」を、商品(サービス)を使ってほしい人に、伝えなければ伝わりません。
だから、「情報」にプラスして「情緒」の表現がないと、モノやサービスの良さ、それらに対する「想い」が、うまく「伝わらない」のです。
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お店や施設、売り場における販促活動でも、大切なのは「情報」と「情緒」のバランスです。
それは、チラシやDMなどの印刷物、店頭のディスプレイ・店舗装飾、POP(ポップ広告)、店舗看板・サインに至るまで、あらゆる広告・販促物に言えること。
お客様や人々に「情報」としてしっかり「伝えたい」ときは、「情緒」や「独自の世界観」「独自の空気感」を表現し、人々から「共感」していただいた上で、「想い」を伝えることが大切なんです。
「モノやサービス」だけだったら、他のお店でも売ってますからね。
モノや情報が洪水のように溢れる現代社会で、「人々に伝わる」販促物をつくる際、「情緒的なもの」の価値がますます高くなってきていると思います。
お店や施設、売り場など「購買時点」におけるディスプレイ・店舗装飾、飾り付けは、「情緒」を表現できる販促ツールです。
「情報」と「情緒」のバランスという観点から、お店や施設のディスプレイ・店舗装飾を見直してみることも、大切なのではないでしょうか。
ご興味が湧かれましたら是非お試しください。
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