店舗や施設の「集客」を目的としたディスプレイ・装飾デザイン・プランナー制作の仕事について

「集客」し、「販売」に結び付けるための店舗ディスプレイ・装飾デザイン

わたしたち次元クリエイトでは、店舗や施設の「集客」に役立つディスプレイ・装飾、飾り付けのデザイン・プランナーさん、コーディネーターさんとチームを組んでディスプレイ装飾のデザインやプランニング、取付施工を実施しています。

 

この道20年のプロフェッショナルな人達です。

 

ディスプレイプランナーとか装飾デザイナーと呼ばれる装飾やディスプレイを専門でやっているデザイナーは、

 

広告のグラフィックデザイナーや、

 

店舗設計の内装デザイナー、

 

ファッション関係のデザイナー、

 

に比べると、実は、あまり多くはありません。

 

 

正直言うと、希少です。

 

 

「飾り付け」とか「飾る」という行為は、人々の日常の生活に近いところにあり、親近感ある行為です。

だから、意外に「ディスプレイ・装飾、飾り付け」のデザイン制作は、

 

グラフィックデザイナーの方が、印刷物などのグラフィックデザインの延長で制作していたり、

 

店舗内装デザインの設計の方が、店舗意匠と並行して制作していたり、

 

看板サイン会社の制作スタッフが、社内の資材を利用して「ディスプレイ」していたり、

 

 

など、専門以外のデザイナーさんが携わっていることが多々あるようです。

 

 

 

しかし、店舗や施設における「ディスプレイ・装飾、飾り付け」とは、賑わいづくりのための「ただの飾り」ではありません。

 

 

ディスプレイ・装飾を専門でデザイン制作やコーディネイトするスペシャリストは、

 

「集客」に役立ち、

 

店舗や施設の「売り上げ」に貢献する、

 

 

というお店や施設の「目的」を達成するための、

 

専門的なノウハウや知識を使い、緻密な計算の上でデザイン・コーディネイトしています。

 

 

そのディスプレイデザイン制作の専門デザイン・プランナー、コーディネイトの仕事に関するお話しです。

 

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①ディスプレイ・装飾、飾り付けの「デザイン」とは

「ディスプレイデザイン」とは。

「ディスプレイ」とは、さまざまな空間で、商品や展示物を引き立てるために装飾を施す表現方法です。

具体的な対象は、

 

百貨店のショーウィンドウ、店舗や施設の商品陳列などの商業空間、

 

ギフトショー、博覧会などの展示空間、

 

博物館、美術館などの文化施設

 

などです。

 

 

「ディスプレイデザイナー」は、一般的にディスプレイデザイン会社やマネキン会社のディスプレイデザイン部門に所属し、独立してフリーとして仕事をしているデザイナーもいらっしゃいます。

 

仕事の依頼を受けると、打ち合わせを繰り返してコンセプトやテーマを決定し、それを基調にラフスケッチやパース画を作成してイメージを固め、

 

イメージを実際に表現するために、色、照明、小道具などのアイテムの組み合わせを考え、展示物の設営・施工に参加しコーディネイトします。

 

小規模なお店などでは、店舗計画から内装デザイン、商品陳列までトータルにかかわることもあります。

 

 

ディスプレイデザインは、

 

あくまでも商品・展示物を引き立て、

 

宣伝効果、つまり「集客」や「売り上げ」を上げるためのものなので、

 

一人よがりの芸術作品でなく、

 

依頼主の要望(営業方針、販売目標、予算など)、

 

消費者のニーズ

 

など、さまざまな制約を踏まえて表現しなくてはいけません。

 

 

と、学生向けの職業紹介サイトの「ディスプレイデザイナー」のページ紹介されています。

 

まさしくこの通りです。

とても簡潔に、しかも詳細に紹介されています。

 

 

※因みに「ディスプレイ」について【詳しく解説】

店舗を飾り付ける・商品を飾る ~ディスプレイ(display)とは

 

 

店舗や施設のディスプレイ・装飾、飾り付けのデザインをする上で重要なポイントとして、

 

そのお店の店頭や施設の前を通る人々に対して、

 

「注意」を惹き

 

「興味・関心(ニーズの喚起)」をもってもらい

 

「入店していただく」

 

こと。「集客」です。

 

 

加えて、店内や施設内では

 

すぐに「目的の商品」へ辿り着けるよう導く(導線)什器レイアウト、

 

目的の商品が「見つかりやす」く、

 

「手にとりやすい」商品陳列、

 

「購入していただく」までのお客様の一連の動き(動線)

 

など、

 

広告宣伝や商品訴求、PRのみならず「販売」に関して、

 

消費者の心理である、購買行動のプロセスをトータルで考慮することが求められます。

 

 

※AIDMA(アイドマ)の法則について【詳しい解説】

AIDMA(アイドマ)の法則は店舗や施設の装飾・ディスプレイと密接な関係がある

 

 

 

装飾・ディスプレイのデザイナーに必要な知識

さらには、こんなことも…

 

ディスプレイデザイナーに必要なもの。

デザインに必要な絵画や色彩の知識はもちろん、

 

デッサンやCG(コンピューターグラフィック)などの技術、

 

ディスプレイ・装飾に使う様々なアイテムの素材に関する知識、

 

空間演出に必要な照明の知識、

 

広告やマーケティングなどの商業的な知識

 

などです。

 

ディスプレイデザイナーに必要なのは、

 

デザインに関する知識・技術と、

 

美的センス、

 

流行を読む目、

 

クライアントや消費者のニーズに対応できる柔軟性。

 

これらの素養を身につけるには、美しいものを多く見て、情報収集を怠らないことが大切です。

 

 

ハゲシク同感です。

 

 

また、「こんな人が向いている」という項目では、

 

”体力に自信がある人”

 

というものまでありました(苦笑、だけどハゲシク同感)。

 

 

ディスプレイ・装飾のデザイナーは、

 

「デザイン・プランが出来たから」

 

といって終わりではなく、

 

実際の現場(店舗や施設)で、ディスプレイ・装飾が施されて、初めて「成果物」となります。

 

 

 

装飾物の取付工事の進行管理に立ち会い、

 

細かく指示を出し、直接コーディネイトすることも多く、

 

お店の閉店後の夜中の作業も頻繁にあるから、

 

”体力”が必要なんです…。

(だから、希少なデザイン分野なのかも…)

 

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「デザインセンス」と「マーケティング」、そして「商品政策(MD)」の知識

同じく空間をデザインするデザイナーは建築士とか設計士さんがいらっしゃいます。

文字通り商業施設やビル、店舗、住宅、道路、橋など都市環境に至る、

 

ちょっと囓っただけでは到底無理な

 

いわゆるハコものや大物の建築物のデザインや設計をします。

 

いわゆる「資格職業」で専門知識を学んだデザイナーです。 

 

 

建築士や設計士は、空間に関する知識はもちろん、多岐にわたる優れた知識と技能が必要ですし、デザイン感覚やセンスもなければなりません。

 

テレ朝の番組「ビフォーアフター」でよく知られてますよね。

 

 

対して、ディスプレイデザイナーには「資格」がありません。

 

が、

 

建築士の方々と同じくらいの「空間に関する知識」と「センス」に加えて、

 

「商品を売る」という【マーケティングの知識】

 

が、必要です。

 

ファッションビジネス業界では、それを

 

VMD(ビジュアルマーチャンダイジング=直訳:視覚的商品化計画)

 

と称して、店舗全体の空間デザインから商品の陳列・配列などを総合的に計画し実施する概念があります。

 

 

ディスプレイデザイナーはそのVMD知識も必要です。

 

 

 

ディスプレイデザイナーに仕事を依頼すると、ラフデザインやパース画、設置環境写真を加工したCG画像などでデザイン提案します。

「商品」が絡む装飾・ディスプレイデザインの場合、その企画を展開する時期や催事に合わせた「商品=MD(マーチャンダイジング)」を考慮したデザインがつくられます。

 

その際は、MD(商品政策)に関するイメージコラージュを提案することもあります。

 

 

ディスプレイデザイナーはMD(商品政策)に関する知識も必要なんです。

 

 

※VMDについて【詳しく解説】

VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)とディスプレイ・装飾

 

 

 

ディスプレイ・装飾のデザインプランナーは、「集客」「販売機会」に関わる身近な存在。

このようにディスプレイ装飾のデザイナーは依頼主が販売したい

 

「商品」に深く関わり

 

その時々の依頼主の販売計画や商品計画、テーマをもとに、

 

時として、トレンド」

 

であったり、

 

時として、消費者のニーズ」

 

を、意識しながら、

 

独自の知識とセンスを組み合わせて、

 

ディスプレイデザインを創造します。

 

 

ディスプレイ・装飾は施設の建築物や店舗の設備や内装意匠などと違い、ちょっとした知識とセンスで設置できたりします。

 

実際に自分の部屋を、花や植物で飾るだけで、

 

今までと雰囲気がガラッと変わったりしますよね。

 

装飾は「特別」なものではなく皆さんの身近に存在するものです。

 

 

だから、ぜひ装飾やディスプレイに興味・関心をもってチャレンジしていただきたいと思っています。

 

 

しかし、「集客」や「販促」など、店舗や施設におけるディスプレイ・装飾の「目的」をしっかりお持ちの場合は、

 

ディスプレイ・装飾が「ただの飾り」ではないことをどうぞ意識してください。

 

 

「ただの飾り」ではない、ホンモノのディスプレイ・装飾、飾り付けを望まれる際は、

 

専門のディスプレイ会社やディスプレイデザイナーに依頼されることをおススメします。

 

 

 

彼らの

 

豊富な知識、

 

優れたセンス、

 

緻密な計算、

 

が、きっとお店や施設の

 

「集客」のお役に立てられる

 

はずです。

 

 

ご興味が沸かれましたら、是非一度お試しください。

 

 

※「ディスプレイ」について【詳しく解説】

店舗を飾り付ける・商品を飾る~ディスプレイ(display)とは

 

※VMDについて【詳しく解説】

VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)とディスプレイ・装飾

 

※AIDMA(アイドマ)の法則について【詳しい解説】

AIDMA(アイドマ)の法則は店舗や施設の装飾・ディスプレイと密接な関係がある

 

※「ショーイングのテクニック」について【詳しく解説】

「販促」に効果的なディスプレイ・ショーイングのヒント・コツ

 

 

 

 

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野村 健(Takeshi Nomura)

有限会社次元クリエイト 代表: お店や施設、売り場のディスプレイ・店舗装飾、季節の飾り付け、POP(ポップ広告)制作を中心に、《集客》のための販売促進ツールのデザイン企画・制作、装飾品・インテリア・販促品の販売を行っています。 目指すことは、単なる「飾り」や「デザイン」ではなく、《共感性+意外性=面白い!》をテーマに、購買時点で消費者に「伝わる」《情報発信ツール》として、実店舗のディスプレイ・店舗装飾・季節装飾等の販促物制作を提供したい、と考えています。〜加盟団体:福岡県中小企業家同友会会員