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お店や施設のディスプレイ・店舗装飾、飾り付け、POP(ポップ広告)など販促ツールを制作する際に役立つ思考法(その②)
このブログは、お店や施設のディスプレイ・店舗装飾の「お役立ち情報や豆知識」を紹介しています。
ディスプレイ・店舗装飾、飾り付けを導入するために必要な考え方やコツ、アイテム紹介はもちろん、展開の方法や、販促や集客企画の手法、ビジネス・商売に関する「気づき」、思いつきのアイデア、仕事に対する「ヒント」まで、店舗装飾、飾り付けの仕事を通して、思ったこと、感じたことを個人的な見解で発信しています。
今回は、前回のブログ、勝手に考えた「パチンコ店の販促ツールを「モノからコト」思考で制作する方法(その①)」をさらに展開したいと思います。
パチンコ店のディスプレイ・店舗装飾などの販促ツールを「モノからコト(ヒト)」思考で制作する方法
モノや情報が溢れている現代社会で、商品やサービスの販促物(ディスプレイ・店舗装飾、POP(ポップ広告など))を制作するときに大切なことは、売っている「モノ(商品やサービス)」を通して、買った人が「(体験する)コト」を想定することが重要だ、ということをお話ししました。
いわゆる「モノ」から「コト」思考。
それを、パチンコ店の販促物(ディスプレイ・店舗装飾、POP(ポップ広告など))制作に具体的に置き換えたとき、お客様がパチンコ店に行く「本当の動機」を深く思考すると、
『お客様は、「お金」が欲しいわけではなく、
稼いだ「お金」で、○○○な体験を手に入れたい」と思っている』
と、いう思考をすることが、今のパチンコ店の販促物には必要です。
今回は、それをもう少し具体的に掘り下げて考えてみることにします。
「お客様はパチンコで得た「お金」でどうしたいのか?」を、掘り下げて考えてみる。
物欲は人それぞれです。
パチンコ店の販売促進ツール(ディスプレイ・装飾、POP(ポップ広告など))の制作における思考として、批判を恐れずに言うと「働いてお金を稼ぐ」ということと「パチンコでお金を稼ぐ」ということは、同じ意味として捉えていいと思うんです。
「お金を稼ぐ」ことで、好きなものが買えるし、欲しいものを手に入れる、そうすると「しあわせ」になれます。
通常であれば人は、働いて「お金を稼ぐ」んですけど、それに加えて生活の余った時間(余暇)をパチンコに費やして「お金を稼ぐ」のです。
だから、
「もし、勝てたら…」
の、「…」部分に「各々が、“しあわせ”と感じるコト」をイメージしてパチンコ店に行くのではないか、と想定してみる。
お客様が「お金を得た」後のコト(体験)を想定するということ。
それは、
「ステキな彼女がいる、あのお店に呑みに行こう!」
かもしれないし、
「欲しかった、あの商品を買いに行こう!」
かもしれない。
「妻への誕生日プレゼントの予算アップ」
とか、
「両親を温泉旅行に連れて行こう」
とか、
出せばキリがないくらいあります。
だって「パチンコ店に行く」ということは、「「お金を得る」ことができるかもしれない」ってことだから。
「モノを得る」ではなく「お金を得る」ということがパチンコ店の特殊なところで、一般の施設やお店と大きく異なりますね。
「お金を稼ぐ」ところだから、お客様の“しあわせ”は千差万別、様々なコトになってしまう。
千差万別なことを「モノからコト(ヒト)」と思考すると、様々なコトを考えて表現しなければならない。
そこで、千差万別に“表現”できることを、考えてみる。
様々な“人々のしあわせ”観を、チラシやDMなどの販促物(ディスプレイ・店舗装飾、POP(ポップ広告)など含む)で表現してみること。
それが、パチンコ店における「モノ」から「コト(ヒト)」思考。
今のパチンコ店の販促ツール表現・演出には必要ではないでしょうか。
コンビニのような品揃えの賞品・景品コーナーを、「コト」演出して“しあわせ”に気づいてもらう
例えば、販促ツールのひとつ、店舗のディスプレイ・店舗装飾を企画するとき、様々な“しあわせ”を考えて、実現可能なことを店内で演出してみる。
競合他社に“勝つ”ことではなくて、お客様を“しあわせ”にすること
一番に表現できる場所が「賞品・景品コーナー」。
パチンコ店の賞品・景品コーナーって、まるでコンビニのように、ありとあらゆる「モノ」があるんですよね。
一般的にパチンコ店では、賞品・景品コーナーが設けられ、日用品や雑貨品、財布などの小物や服飾品、おもちゃなどなど様々なモノを置いてるんです。
でも、それだけでは他店でもやっている。
ただ、整然と並べるだけでは、余程「欲しい」っと思っていない限りお客様はスルーしていきます。
そこで、賞品・景品コーナーを「コト」演出、ディスプレイ陳列・店舗装飾してみるのです。
ひとつひとつの賞品をカテゴリー別に分けて、ステージを設置し展示してあげるとどうでしょう。
例えば、
GWや夏休みの時期に合わせて「アウトドア」のカテゴリーで関連グッズを特別展示スペースを設けてセッティングする。バーベキューセットやテント、簡易テーブルや折り畳みのイス、花火や外であそべるオモチャもあっていい、その他アウトドアの便利グッズ小物・ちょっとした豆知識情報なども掲示してみる、などなど、アウトドアにまつわる様々なモノを展示して「アウトドアシーン」を演出します。
他にも、「ダイエット特集」や「流行のTシャツフェア」などの物販品カテゴリーや、「車で行ける近隣の温泉巡り」、「懐かしのキャラクターグッズ展示」などのカテゴリー別の「情報発信」もアリ。
つまり、パチンコ店が、
パチンコ台以外のライフスタイルやトレンド商品の詳細「情報」を「発信」する
、ということ。
そうすると、
「ある人にとっては価値のあるものでも、ある人にとってはまったく価値のないもの」
という賞品・景品コーナーになるかもしれません。
しかし、そんな「情報発信」を2〜3週間の単位で、時期やシーズン、イベントなどに合わせて切り替えていくことで、各々のライフスタイルや商品の情報発信し、千差万別のコトに、
「共感する」人々を創出していくことができます。
それを見たお客様の中には、「共感」したり、自分のニーズを思い出す人や「あ?行ってみたいな」とか「これ、いいなぁ」という人がいらっしゃるはずです。
なぜなら、お客様は皆さん「お金を稼ぐ」ことで、
自分の“やりたいこと”や“しあわせ”になれることをしたいのですから。
※勝てるかどうかは「運」次第でしょうけど。
既存の賞品・景品コーナーで「モノ」は揃っています。
それらを利用して、お客様が「お金を得た」後のコト(体験)をディスプレイ・店舗装飾で「演出」して、「提案」することで、“しあわせ”に気づいてもらう。
そんなパチンコ店だったら、「勝負」に関わらず、行ってみたい!と思いません?
あ、でも、やっぱり「勝負」には勝たなきゃダメなんですけどね…
「コト(体験)」に気づいたお客様や、お店が提案するライフスタイルに「共感」した人は、その日は負けても、自分だけの来店する「動機」を見いだしてくれます。
「次回はどんなステキな商品との出会いがあるだろう」と期待する、
そんな楽しみのあるパチンコ店だったら、きっとまた来店してくれるはずです。
ご興味湧かれましたら是非お試しください。
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