お店の「トイレの清潔さ」が「お店の来店リピート率」に関係する。

このブログでは、店舗演出、ディスプレイ・店舗装飾、飾り付けを設置するための考え方やコツ、商品の紹介はもちろん、装飾に便利な道具、販促や集客企画の手法、ビジネス・商売に関する「気づき」、思いつきのアイデア、仕事に対する「ヒント」まで、店舗装飾、飾り付けの仕事に携わって、思ったこと、感じたこと、気づいたことを発信しています。

今回は、お店や施設、会社(オフィス)等の「トイレ」について。

トイレのディスプレイ・デコレーション、装飾、飾り付けのお話しです。

特に、料理や飲み物を提供する「飲食店」を運営される方々にお伝えしたいことです。

 

「トイレが『きれい』だと、どのように感じるか」→約8割「イメージが良くなる」

店舗や施設のトイレのディスプレイ・装飾、飾り付けが「お店のイメージ向上」に繋がり、「来店リピート率」に関係するお話し。

衛生陶器(トイレ・バス・キッチン)大手メーカーTOTOが、2013年に行ったインターネットアンケート「飲食店のトイレについての意識調査」で、

「トイレが『きれい』だと、どのように感じるか」という質問に対して、

「イメージが良くなる」と答えた人が全体の79%

さらに

「機会があればまた来ようと思う」と答えた人が39%

 

逆に、「トイレが汚いと、どう感じるか?」という問いには、

全体の82%が「お店のイメージが悪くなる」

と答え、

57%が「料理や雰囲気のレベルが同じなら他の店に行こうと思う」

と答えた。

 

他にも「男女兼用トイレ」の場合は、女性の7割以上が「不快」に感じていて、「男性が使用した後の個室には息を止めて入る。便座には直接触りたくない」など、男女兼用のトイレに抵抗感・嫌悪感を抱く女性が多いのが実情だということがわかりました。

 

同じく男性側も男女兼用トイレに対して、7割の男性が「気まずさ」を感じるといっています。

 

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最近では、センサーで感知して自動開閉ができる便座を導入したり、床や便器が濡れるのを防ぐために男性用の小便器を併設するなど対応しているところも増えてきましたが、お店のスペースや資金に余裕がないと難しいですね。

 

お店の「トイレの清潔さ」が「お店の印象」に関係することが、よーくわかるアンケート結果です。

 

 

「トイレをきれいにする」「トイレを飾る」と「売上げアップ」が期待できる!?

飲食店以外の店舗でも自分のお店のことを考えた時、店内売り場や店頭、導線などに気をとられ「トイレ」までは見落としがちです。

毎日の店舗運営業務でも、お店のスタッフが配膳やその他の業務に時間をとられ、「トイレ」がおざなりになっていませんか?

店内や外観をどんなに「個性的」に演出しても、「トイレ」の空間が印象良くなければ、すべてが「台無し」になってしまう可能性だってあります。

 

主に小売店舗・飲食店舗のマーケティング法則で、「滞留時間と消費金額は比例する」というのがあります。

お客様がお店の中で過ごす時間が長ければ長いほど、お客様はお金を使い、お店の売上げが上がるというものです。

 

お客様に、少しでも長い時間お店に滞在してもらしてもらいたいですよね。

 

滞留時間を伸ばす工夫のひとつが「トイレ」のディスプレイ・装飾、飾り付けです。

より寛ぎやすく、

より清潔に、

より美しく、

「トイレ」を装飾することによって、お客様の「滞在時間」が長くなります。

 

最近は、トイレを飾り付けるお店が増えていますね。

特に飲食店が多いようですが、

「トイレ」が売上げを左右することを知っているお店ですね。

 

トイレはお客様にとって、店内で唯一安らげる場所ですし、お手洗い場の鏡に映った自分の顔を見て、ふと、我に返れる瞬間でもあります。

我に返って、現実に戻り、「早く帰らなきゃ」と、思われたら元も子もありません。

 

その場所や時間が、お店の「良い印象」を記憶してもらう絶好のタイミングです。

 

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「トイレのきれいさ」を装飾やディスプレイ、飾り付けで演出する

もちろん、定期的な清掃で「清潔にする」ことは当然です。

「清潔であってほしい」と思っているところが、「清潔ではない」とイメージは良くありません。

逆に、

「清潔であってほしい」と思っている場所が、

ちゃんと「清潔」で、思っていた以上に「気が利いていて」「個性的」だったり、「おしゃれ」だったら、

「良い印象」として強く残ります。

 

「清潔にする」ことに加えて「トイレのきれいさ」を、装飾やディスプレイで演出することで、お客様に伝えられたら、店舗イメージの向上やお客様のリピート率のアップに繋がります。

『装飾』を使って演出することができれば、「トイレのきれいさ」は、なにも狭いスペースに無理矢理「男女別のトイレ」を設置しなくても、「高額で高機能な便器」でなくても、十分にアピールすることができるのです。

(※両方あれば良いに越したことはないのですけれど…)

 

 

ご興味が湧かれましたら、是非一度お試しください。

 

 

 

お店や施設、会社の「トイレ」をディスプレイ・デコレーション、装飾、飾り付けする際に役立つヒント・アイデア【画像集】

お店や施設のトイレの装飾・飾り付けヒント・アイデア集【画像】

 

 

※「ディスプレイ」について【詳しく解説】

店舗を飾り付ける・商品を飾る~ ディスプレイ(display)とは

 

 

※「集客に役立つディスプレイ装飾チェック」について【詳しく解説】

【集客力チェックリスト】を使って、リアル店舗や施設の“集客”を実践しましょう

 

 

 

 

 

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野村 健(Takeshi Nomura)

有限会社次元クリエイト 代表: お店や施設、売り場のディスプレイ・店舗装飾、季節の飾り付け、POP(ポップ広告)制作を中心に、《集客》のための販売促進ツールのデザイン企画・制作、装飾品・インテリア・販促品の販売を行っています。 目指すことは、単なる「飾り」や「デザイン」ではなく、《共感性+意外性=面白い!》をテーマに、購買時点で消費者に「伝わる」《情報発信ツール》として、実店舗のディスプレイ・店舗装飾・季節装飾等の販促物制作を提供したい、と考えています。〜加盟団体:福岡県中小企業家同友会会員