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店舗の集客に役立つディスプレイ・装飾、飾り付けのコツ・ヒント!【計画編】
「集客」の役に立つ店舗や施設のディスプレイ・装飾、飾り付け成功の秘訣
店舗や施設のディスプレイ・装飾、飾り付けで大切なことは、ただ商品やお店をキレイに飾りつけることだけではありません。
お店の集客に役に立つ「店舗装飾」で大切なことは、
「販売計画・商品計画に合った、タイムリーな情報提案」
と
「お客様にその情報を一目で分かっていただくための表現手法」
です。
まして、ディスプレイは幾多のアイテムを組み合わせて、空間に立体表現する難しい作業です。
基本計画を基に店舗装飾を計画的に実施することで、「集客」、「売上げ」に繋がるディスプレイ装飾になります。
では、どうしたら「集客」「売上げ」に繋がる店舗装飾ができるのでしょうか。
まずは、お店の「集客」に役に立つディスプレイ装飾、飾り付けの計画のコツをお話しします。
【ヒント①】ディスプレイ装飾の〈目的〉をしっかり決めよう
季節感でお店の「情報鮮度」を訴求する、
催事イベントと連動させた商品アピール、
売りたいトレンド商品・サービスに注目してもらう、
競合他店との差別化、
など店舗や施設のディスプレイ・装飾、飾り付けの【目的】は様々です。
「販売計画」「商品計画」をキチンと把握・整理して計画に基づいた
【目的】、【その目的の優先順位】
をしっかり決めることが大事なコツです。
○「販売計画」とは
「もっとも売るべき商品・サービス(取り扱い商品)」、それを「どのようにして販売していくか(販売方法)」をシーズンや催事時期によって計画したもの。
・・・自分のお店の計画の把握をしよう。自店が今一番売りたい商品は何か、今一番売らなければならない商品は何か、を整理すること。
○「商品計画」とは
自店のお客様(ターゲット)に提供する「主力商品・サービス」や「新商品・新サービス」、競合他店と差別化でき自店の特長を「最大限表現できる商品・サービス」など、商品戦略、内容、目標を計画すること。
商品コンセプトを明確化し、消費者や市場を絞り込んでいく作業。
・・・それぞれの商品・サービスの特長、お客様に訴えたいセールスポイント、商品コンセプト、商品の在庫・入荷情報など。
この【ヒント?】は基本中の基本のコツ。
まずは、
「どのような【目的】をもってディスプレイ装飾をするのか」
が、成功の秘訣です。
【目的】を明確にして企画に入りましょう。
※「VMDについて」【詳しく解説】
VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)とディスプレイ・装飾
【ヒント②】お客様に「興味」「共感」をもってもらう〈テーマの設定〉
お客様は「世間の話題や流行」、「今、社会を賑わせているもの」など、「鮮度」の高い情報を目の当たりにすると「興味」が湧きます。
お客様は、
目新しさのない情報では興味を示しません。
「興味」が沸かないお店には、立ち寄るキモチが起きませんよね。
集客できません。
「今年らしさ」「いま風」を感じさせる鮮度の高いものほど、目に留まり注目するのです。
「注目」されるコツは、
例えば…
○流行のカラーを使う
○話題のアイテムを一部に使用する
○オリンピックなどのスポーツイベントや世間が注目する催事をテーマのモチーフに使用する
などのひと工夫がお客様の
「興味」や「共感」に繋がります。
※ディスプレイの役割について【詳しく解説】?
ただし、気をつけたい事は「あれも、これも…」と欲張ってしまって、自分の想いを全部入れてしまうと、
見る側の視線が散り、ディスプレイそのもののインパクトが薄れてしまいます。
売りたい商品だけに絞る、
アイテムのカラーや素材ごとに絞る、
サイズや種類ごとに絞る
など、様々なものを出来るだけ絞り込み、メリハリをつけることがコツです。
【ヒント③】展開する〈場所〉を決めよう
お店の限られたスペースの、
どこにディスプレイを設置するか?
設置の場所はとても重要です。
スペースを決めるコツは、お客様の視線や動線、什器レイアウトによって様々なポイントが浮かび上がってきます。
お客様の立場に立って、配慮することが大切です。
そして、前述したそれぞれの【目的】に合った最適なスペースを絞り込みます。
場所選びのコツは、
○新規顧客の集客が目的であれば、外部や入口の開口部周辺にポイントが絞られます
○入店したお客様を店の奥へ引き込むには、壁面にポイントを置くとお客様の視線がそちらに向き、動線をつくり出すことができます。
○レジ横の空いたスペースに小物装飾+POP(ポップ広告)で「客単価のアップ」に繋げられる。
など、様々な【目的】に沿ってポイントを絞り込むと分かりやすいですね。
そして、大切なことは、お客様が
「商品を見やすく、触りやすく、買いやすく」
する売り場を心掛けることです。
「見やすく、触りやすく、買いやすい」空間は、
お客様にとって「入りやすく」なり、「居心地が良く」なり、
集客や滞在時間の延長に繋がります。
【ヒント④】ディスプレイ装飾にかける〈予算〉
そもそも、店舗や施設の装飾・ディスプレイ、飾り付けは、お客様の集客や販売促進を目的とするものです。
店舗や施設のディスプレイ・装飾の予算は、
お店の規模、
ディスプレイの範囲(設置場所のサイズ)、
ディスプレイのボリューム、
などによって変わってきます。
予算を想定するコツについて、最初は低予算・低コストで構いません。
シーズン毎に、レジ周りや小さな空きスペースなどのフラワーアレンジ装飾を入れ替えるだけでも、お店の「変化」が表現できます。
お店に合ったボリュームで「実体験」しながら、お客様の動きが店舗や施設のディスプレイ・装飾によって
「どう変わったか?」
「お店の意図は伝わっているか?」
など、常に「ディスプレイの効果」を意識することが大切です。
ディスプレイ効果の測定のコツは、
「集客・入店数の変化」
「客単価の変化」
「客層の変化」
など装飾をしてからの「変化」を感じることで、
次のディスプレイ・装飾、飾り付けの【目的】が定まり、
次回「どのくらいの予算でやるべきか」が見えてきます。
ご興味が沸かれましたら、ぜひお試しください。?
※「ディスプレイとは」【詳しく解説】
店舗を飾り付ける・商品を飾る ? ディスプレイ(display)とは
※「ショーイング」について【詳しく解説】
※「集客」に役立つディスプレイについて【詳しく解説】
「集客」に役立つディスプレイ・装飾デザイン・プランナーの仕事
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