お店や施設におけるディスプレイ・店舗装飾、飾り付けなど販促ツール制作時の「思考」を変えてみる。

このページは、お店や施設のディスプレイ・店舗装飾の「お役立ち情報や豆知識」を紹介しているホームページです。

お店や施設を運営する方々のお役に立てられるよう、ディスプレイ・店舗装飾、飾り付けの仕事で体験したことを通して、感じたことや、気づき、ヒントなど様々な「情報」を、提案・発信しています。

今回は、販促(ディスプレイ・店舗装飾、飾り付け、POP(ポップ広告))が伝わりにくくなった今の時代に適した、販売促進の企画や制作を考えるときの「思考法」について。

 

「販売促進ツール」を制作するときは、お客様や伝える相手のことを「もっと知る」必要がある。

お店や施設におけるチラシやDM、ディスプレイ・店舗装飾、飾り付け、POP(ポップ広告)を含む「販売促進」とは、

本来、自社や自店が取り扱う商品やサービスの価値人々に伝えることです。

 

モノや情報が溢れている現代社会、今までのような「モノ」(商品やサービス)中心の考え方で、販促ツールを制作していても「伝わらない」ことが、多々あるのではないでしょうか。

そんな時代だからこそ、

お客様や伝える相手のことを「もっと知る」必要がある。

 

お客様や人のことを「知る」ことで、その人々を『しあわせ』にすることができますね。

だって、あなたの商品やサービスは、人々を「しあわせ」にするためのモノだから。

 

お客様や伝える相手のことを「もっと知る」、ということはなにも「消費者のニーズを聞く」ということではありません。

ディスプレイ・店舗装飾、飾り付け、POP(ポップ広告)などの販促ツールを制作するときの、

「考え方」の視点を、「モノ(商品)」から「ヒト」へと考え直してみる

、ということ。

「モノ(商品やサービス)」のスペックやコダワリばかりを並べても、様々な情報が溢れきっている現代の人々は、もう振り向いてくれなくなっています。

モノ(商品やサービス)を中心とした考え方よりも、人を対象とした考え方に直してみる。

そのときに、対象となる「ヒト」のことについて深く追及することです。

 

 

「モノからヒト」へ。商品の価格以外の「付加価値」を伝えるための基本的な考え方とは

【モノ中心の販促ツール】

1 何を(自社の商品やサービスについて)

2 誰に(できるだけ多くの人に)

3 どうして欲しいか(購買)

 

この3つのポイントの視点を変えてみる。

 

【ヒト中心の販促ツール】

1 誰に → 対象となるヒトに

2 何を → 対象となるヒトが「知りたい情報」を

3 その人に、どのような行動をとってほしいか → 来店・お問い合わせ、資料請求、購買など

 

 

大切なことは1と2。

1.まずは、対象とする「ヒト」をきちんと把握すること。

そのためには、ターゲットを絞り込む。

年齢とか性別とか、そんな大きな、ざっくりとしたターゲット層とかではなく、

もっと具体的に、もっと細分化、もっと特定する、ということ。

 

※(参照)以前書いたブログ → あなたのお店の「理想のお客様」を想定する。

 

 

2.「理想のお客様」を想定したら、その人が、

どんなことに興味や関心を持っているか?

どんなことに不安や不満、不平や不便を感じているか、を考える。

 

絞られたターゲットの「ヒト」のことを徹底的に考察する、ということ。

 

そうすることで、対象となる「ヒト」の気持ちが分かります。

 

例えば、

その人が、興味や関心を持っていること。

その人が、不安に思っていること。

その人が、不便に感じていること。

その人が、不満に思っていること。

 

を、想像すると「そのヒトが知りたいこと」に繋がります。

そうすると、表現の方法が具体的に見えてきますね。

 

対象となる「ヒト」の、

興味や関心を持っていることを、具現化するためにはどうしたらいいか。

 

不安に思っていることを、安心させるためにはどうするべきか。

 

不便や不満に感じていることを、解消するためにはどうあるべきか。

 

と、考えてみる。

 

このように「モノ」から「ヒト」へ、思考の「視点」を変えることで、価格以外の「価値を伝える」表現方法は随分変わってきます。

 

モノが溢れ、情報が溢れた現代社会、人々に「伝わること」が難しくなってきています。

商品やサービスのスペックやコダワリだけではなく、「視点」を「ヒト」へ向けた思考で、販促物(ディスプレイ・店舗装飾や飾り付け、POP(ポップ広告))を展開することも大切ではないでしょうか。

 

 

ご興味が湧かれましたら是非お試しください。

 

 

※「ディスプレイ」について【詳しく解説】

お店を飾り付ける・商品を飾る~ディスプレイ(display)とは

 

※「ショーイングのテクニック」について【詳しく解説】

「販促」に効果的なディスプレイ・ショーイングのヒント・コツ

 

 

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野村 健(Takeshi Nomura)

有限会社次元クリエイト 代表: お店や施設、売り場のディスプレイ・店舗装飾、季節の飾り付け、POP(ポップ広告)制作を中心に、《集客》のための販売促進ツールのデザイン企画・制作、装飾品・インテリア・販促品の販売を行っています。 目指すことは、単なる「飾り」や「デザイン」ではなく、《共感性+意外性=面白い!》をテーマに、購買時点で消費者に「伝わる」《情報発信ツール》として、実店舗のディスプレイ・店舗装飾・季節装飾等の販促物制作を提供したい、と考えています。〜加盟団体:福岡県中小企業家同友会会員