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店舗や施設のディスプレイ・装飾、飾り付けをするときの『配色』4つのポイント
店舗や施設の『色(カラー)』が人々に与える心理的効果
色(カラー)は店舗や施設、売り場にとって、真っ先にお客様の眼に飛び込む重要な要素です。
お店や施設、売り場の第一印象は『色(カラー)』のコーディネイト、
つまり「配色」で決まるといっても言い過ぎではないと思います。
色(カラー)が、人々へ与える心理的な影響は強く、
人々は『色』によって関連づけたイメージを想起します。
色(カラー)に配慮した店舗や施設・売り場は、その主張や世界観が明確になり、お客様の「共感」を得やすくなります。
したがって「入りやすい」店舗や施設になり、
商品やサービスを
「見やすく」
「買いやすい(注文しやすい)」
状況をつくり出します。
逆に、色に配慮していない店舗や売り場は、どこか「雑然」としてしまい、「まとまり」がなく、お客様に不安感や不快な想いを与えてしまいます。
皆さんも、「お客様」として経験されたことがあると思います。
店舗や施設、売り場にとって『色(カラー)』構成は、
商品やサービスの具体的な情報を明確に伝えるために、
とても重要な要素だということです。
ディスプレイ・装飾、飾り付けをするときの『配色』の4つのポイントをご紹介します。
1.ディスプレイ・装飾、飾り付けの配色のポイント〜「色相環」
色は「色相」「明度」「彩度」という3つの要素(色の三属性)で成り立ちます。
色の基本を正しく理解して、ディスプレイ・装飾の表現や商品の配列・陳列に役立てましょう。
【色相環】
赤→黄→青の三原色の間に、各々を混ぜた色を配置し、円形に表したものを色相環といいます。
○色数の多い店舗や施設・売り場では、できるだけ色相環に沿って並べるのが基本です。
○有彩色の商品の後ろに、白、黒、グレーの無彩色の商品を配置させます。
※「色相環」ついて詳しく解説しています。
2.ディスプレイ・装飾、飾り付けの配色のポイント〜「薄い色、濃い色」
同じ色彩が複数色ある場合は、
左→右
上→下
前→後ろ
へ向かって、薄いものから濃いものへと並べるのが基本です。(比重の軽いものから重いものへと並べる)
3.ディスプレイ・装飾、飾り付けの配色のポイント〜「色のグルーピング」
他の商品分類同様、色(カラー)をグループでまとめることを「色のグルーピング」といいます。
色のグルーピングでまとめることで、陳列の商品分類が明確になり、お客様にわかりやすくなります。
○寒色系、暖色系、無彩色。または色のトーンでまとめるてグループ化して展開します。
4.ディスプレイ・装飾、飾り付けの配色のポイント〜「テーマカラー」
シーズンやその年のトレンドによって「テーマカラー」を設定することがあります。
列の最初や売り場の前面に、「テーマカラー」を置いて、色相環の順につなげます。
※「季節のカラー構成」について【詳しく解説】
店舗ディスプレイ・装飾に役立つシーズン演出するための飾り付けの配色カラーヒント・コツ
※「ディスプレイ」について【詳しく解説】
店舗を飾り付ける・商品を飾る ? ディスプレイ(display)とは
※「ショーイングのテクニック」について【詳しく解説】
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