Contents
企業や店舗のディスプレイ・装飾、飾り付けやPOP(ポップ広告)などの「販売促進活動」の本質について
なぜ販売促進をするのか。
販売促進活動とは、「販売を促進すること」であり、「売上げ」や「収益」の数字を上げる為の企業の活動です。
様々な手法がありますが、店舗や施設の店頭でのディスプレイ・装飾、飾り付けやPOP(ポップ広告)なども、販売促進の手法のひとつです。
しかし、販促活動を行う際、販売促進をどう捉えるかによって表現、手法、結果が大きく変わることがあります。
ただ単に「販売量を増やし売上げ金を増やすため」と考える企業やお店と、
販売促進を、「情報発信するため」と考える企業やお店とでは、結果が大きく異なってくる、ということ。
前者のような「売上げを増やす」「収益を上げる」という数字的な目的にすると、「出来るだけ多く売りたい」となります。
だから、たくさんの人々を対象にして、広い範囲での販促になりますね。
そして、販売促進活動の主題が、取り扱う商品やサービスに偏ってしまい、特徴や価格、他社との比較など、スペック中心の表現となります。
つまり、「モノ」中心の表現です。
後者のような、自店の商品やサービスを「情報のひとつ」と捉え、販促を「情報の発信」とした場合、その「情報」は受け手が必ず存在するので、まずはその対象である「ターゲット」を絞り込み、「ヒト」のことをよく知ることが必要になります。
大切なのは、「情報」をいかにして受け手に「伝える」か、ということになります。
そして、情報の受け手が「望んでいるコト」「不安に思っているコト」「興味・関心があるコト」を考えなければいけません。
つまり、受け手に「役立つコト」を「情報発信する」と捉えると、「ヒト」や「コト」中心の表現になります。
そもそも「販売促進」とは、「売上げを増やす」「収益を上げる」ための活動ですが、
その本質は、企業やお店の「情報の発信」です。
なぜなら、
企業やお店にとって「情報」とは、『人々に伝えたい「商品やサービスの価値」』だから。
なので、
「販売促進」の本質は、『人々に伝えたい「商品やサービスの価値」を発信する活動』なんです。
その本質を考えた場合、人々に「伝わる」捉え方は、前者、後者どちらでしょうか。
売上げや収益の「数字」や「モノ」か。
それとも「商品やサービスの価値」という「情報」を「伝える」ためか。
答えは歴然です。
販売促進の捉え方よって、その手法も表現も大きく変わってきます。
そして、もちろん「伝わり方」も、大きく異なります。
モノや情報が溢れる今の時代に販売促進をおこなう際、人々に「伝わる」情報発信として、店頭のディスプレイ・装飾、POP(ポップ広告)など検討されてみてはいかがでしょうか。
ご興味湧かれましたら、是非お試しください。
※「人々から「共感」を得るには」について【詳しく解説】
※【共感】を得るための表現方法4つのヒント・コツ【詳しく解説】
広告・販促物、ディスプレイ・装飾において【共感】得るための表現、4つのコツ
※「お客様の入店数を高める3つのポイント」について【詳しく解説】
店舗や施設で「お客様の数を増やす」ためのディスプレイ・装飾、飾り付け、3つのポイント
関連している、その他の情報:
- 「共感」をキーワードに販促物をつくるコツ〜情報発信について
- ディスプレイ・店舗装飾、飾り付けで「情報発信」する
- お店や施設、売り場の「情報発信」に役立つ7つの思考方法
- お店や施設、売り場で役立つPOP(ポップ広告)を学びにいく
- 「価値を伝える」販促物制作の思考を変える~伝わる店舗装飾のコツ