Contents
【単価アップ】ファミリーレストランなどの飲食店のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けヒント・アイデア
このブログは、お店や施設のディスプレイ・店舗装飾のお役立ち情報や豆知識を紹介するページです。
アパレル関連のお店から飲食店、物販小売店、または、美容室、病院、学校、アミューズ施設などの様々なサービスを提供しているリアル店舗に、ディスプレイ・店舗装飾、飾り付けを導入するための基本的な考え方やコツ、販促・集客の方法、装飾アイテム紹介をしています。
また、販促物の展開の方法や、発想の仕方、ビジネスや商売に関する「気づき」や「ヒント」など、お店や施設を運営する方々のお役に立てられるであろう様々な「情報」を、ディスプレイ・店舗装飾を通した視点で提案・発信しています。
今回は、ファミリーレストラン・飲食店のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けについて。
「集客を増やす」、「客単価をアップする」ための施策や企画は、何もマス媒体を使った広告やチラシ、DMなどの販促物だけではありません。
お店側の「ちょっとした気づき」や「ちょっとした工夫」が、「滞在時間」を伸ばし「客単価」のアップにつながる、というお話しです。
郊外のイタリアンレストランで見かけた飲食店ディスプレイ・店舗装飾
先日、郊外のイタリアンレストランで見かけた店内ディスプレイ・店舗装飾。
通常、ファミリーレストランなど比較的スペースが広い飲食店は、
お店のスタッフが遠目からでもお客様のテーブルの状態が確認できるように、
ソファの背もたれや仕切りを最大限低くしています。
そのお店は、ファミリーレストランのテーブルのレイアウトと同じように、
4人掛けテーブルがソファの背中越しに3台並んでいたのですが、
背中合わせの隣のテーブルとの仕切り部分に、
ワインの木箱を積み木のように組み合わせたディスプレイ・店舗装飾をしているんです。
テーブルに着くと正面に座った相手の頭越しに、木箱の壁がある、というイメージ。
その3つのテーブル席は、木箱の壁に囲まれた感じで、個室のように周囲から仕切られているのです。
そう、まさに『個室』。
ファミリーレストランに『個室』が出来上がったというイメージ。
しかも、木箱の中はワインのボトルや、
にんにくやパプリカなどのイタリアンで使用する食材(もちろんフェイクフード)、
オリーブオイルなどの調味料、
グリーン(造花植物)などを使って「賑わい」が演出されています。
これが、とっても雰囲気が良かった。
ワイン箱の木と造花植物のグリーンが全体の雰囲気を和らげ、
食欲をそそる演出がなされているわけです。
しかも、個室っぽく仕切られているから、
隣のテーブルを気にせず、リラックスして会話ができる。
そんな演出の装飾品に囲まれて食事すると、話も弾んで、ついついワインをもう一杯注文したくなりますよね(笑)
こちらのお店の狙いは、まさにソレ。
仕切られた『個室』という空間に、目に優しいグリーンと木箱で落ち着いた雰囲気を創り出し、
視線の先の食材や調味料で料理を連想させ、
美味しそうなワインのボトルで至福なひと時を想像させる…
必然と、お客様の滞在時間も長くなる。
ということは、
当然、客単価のアップにつながる可能性は高いですよね。
「味覚」「嗅覚」はもちろん、店舗装飾などによる「視覚」や、BGMなど音響による「聴覚」も楽しめる演出は、
レストランなどの飲食店には必須です。
なぜなら、
お客様はレストランなどの飲食店に、ただ単に「食事に来ただけ」ではないからです。
例えば、美味しい料理とお酒を戴きながら、会話を楽しみ、家族や恋人、または友人と「幸福なひと時」を味わいに来られています。
この「個室スペース」を創ったイタリアンレストランは、来店するお客様の「幸福なひと時」を演出してあげているんですね。
と、同時に客単価アップに繋がれば、言うことないです。
お店や施設のディスプレイ・店舗装飾、飾り付けは、レストランなどの飲食店に来店するお客様の「視覚」を楽しませる『演出ツール』であり、売上げアップのための『販促ツール』でもあるんですね。
ご興味が湧かれましたら、是非お試しください。
※「共感」について【詳しく解説】
※「体験マーケティング」について【詳しく解説】
「共感」を得るために「体験」を語るマーケティング、販促手法。
※「ディスプレイ」について【詳しく解説】
お店を飾り付ける・商品を飾る~ディスプレイ(display)とは
関連している、その他の情報:
- 販売促進活動(セールスプロモーション)の本質とは。
- お客様がモノを買う「理由」〜ディスプレイ・店舗装飾のヒント
- シーズンディスプレイ装飾、飾り付けのコツ・ヒント
- ディスプレイ・店舗装飾「デザイン制作」の本質
- 商品(サービス)のアピール